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2010年11月17日

第7回ふくおか未来塾 報告(その2)

第7回ふくおか未来塾 報告
日 時:11月8日(月)18:00~21:00
場 所:天神パークビル7階会議室

テーマ「あなたの会社、ホウレンソウ禁止できますか?」

今回のテーマについて塾生の中で討議した後、塾長より下記のような講話があった。

ホウレンソウを提唱した会社は2代目になって倒産した。
ホウレンソウは大きな組織、役所や大企業なら必要かも知れないが中小企業には必要ないだろう。
なぜ中小企業がマネするのか。
今は1円あれば(サルでも)会社がつくれる時代だ。
つくった者が社長になるのだが、もしかして社員のほうが賢いかもしれない。
オールマイティーの人間などそうはいない。
毛利元就の「3本の矢」だ。みんなで考えるのはいい。

営業日報の話が出た。
ウチは報告禁止だが、日報はある。
それは日報を書きたいという社員がいるからだ。社員に不満を持たせてはいけないからだ。
(たぶん、ウソ八百書くのだろうから、読んでも意味ないが・・・)
社員には日報は書くなと言ってある。紙とボールペンがもったいない。
無駄な経費は掛けない。そしていかに社員が気持ちよく仕事してもらうか、だ。
ウチの工場では制服がない。
日本の会社はヨコ並びが好きだから、制服を支給している。
ウチはやらない。自由な服でいい。
その費用を現金で渡す(これがミソ・かみさんには内緒の小遣いだ)。
社員に喜んでもらわなければならない。

会社の目的は金儲けだ。
ウチの工場を見てもらったが、入場料2,000円もらっている。
(今回は未来塾・同友会ということで無料)
年間1万人来る。2,000万は全部儲けだ。
日本の97%の会社がたった4,000万を稼げない。
政府は法人税を上げると言っている。関係ないだろ。
みんなで考えろ。
工場見学で経費といったら・・・・「未来せんべい」くらいか。
報告禁止だから、誰がせんべいをつくったか知らない。
ウチでは、自分で考えろと言ってあるから、考えたらまずやらせる。
考えたヤツはうぬぼれている。
一度やらせる。ダメだったらすぐ止める。(責任は問わない・同じ失敗したら責任を問う)
不満を持たせないことだ。コミュニケーションもない。
考えたらすぐやる。
未来せんべいもそうだ。

日本人はすぐ「いいモノを安く」と言う。
どうやって儲けるつもりか。
儲けなければ給料は払えない。
それなりの給料は払わなければならない。
社長は675万人いて、4,000万稼いでいるのは15万人。
タクシーの運転手は年収200万円、JALの操縦士は4,000万円。払い過ぎだろう。
だから倒産した。

社員に喜んで働いてもらう。(いいモノをつくり高く売る)
そして儲ける。(そうすれば社員に給料が払える)
これが会社だ。


以上

報告者:菅原 弘


※カッコ内は今までの講話や本などから学んだことで、このレポート報告者が補足しております。
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 15:49Comments(0)講演・活動報告

2010年11月12日

山田昭男さんに学ぶ「常に考える」頭脳のあり方

第7回ふくおか未来塾
11月8日(月)天神パークビルにて

― 山田昭男さんに学ぶ「常に考える」頭脳のあり方 ―


 山田昭男さん(未来工業・創業者、岐阜県)を塾長に招いての「ふくおか未来塾」は、春先に貞池龍彦さん(アビリティキュー社長)からの呼びかけで始まった。毎月の研究会の流れで去る10月8日から一泊で未来工業を塾生7名で訪ねる。
 目的は、山田さんの
「他社との差別化」
「社員に喜んで働いてもらうには」
「ほうれんそうもノルマも要らない」現場を観ることと神髄を探り出すことである。




昨月11月8日には、その報告と「ほうれんそうを無くすには」を全員でディスカッションしてみた。「ほうれんそう」とは報告・連絡・相談の頭文字から考案者の山崎富冶(ヤマタネ証券二代目)が実行し、全国へ広がった。昭和57年3月のことである。

 もし自分たちの会社で報告・連絡・相談の必要無しとした場合、どういうことが予想できるだろうか?私は混乱に次ぐ混乱で…、とても仕事にならないだろう、と考えていた。最初は私の想像した通りの意見が出ていたが、途中から変わってくる。
「ほうれんそうを無くすることは社員を信じることになるではないか」
「ほうれんそうを必要としない社風に変えればいい」などと。
それではどうするか、となった。
「社員を管理しようとするから、ほうれんそうを徹底させようとしているのではないか」
「社員を認めてないから」
「経営者が一人の人間として反省し、謙虚に社員の意見に耳を傾けることではないか」
 しかし、果たして実行できるだろうか。
 中には、どう進めていけばいいのか、その手段が判らない、とも言う。



 ここで、じっと聴いていた山田塾長登場、口を開く。
 ほうれんそうをしないということは社員の不満をいかに減らすか、に尽きる。経営者は常に考える。社員の満足を。未来工業には制服が無い。どうしてか、全員が同じような作業服を着せられ、そこに喜びがあるだろうか。それよりは自分の好きな服を着て、洋服代を会社から現金で貰ったほうが嬉しいのではないか、そう考えた。
 我が国は97%が中小零細企業の国だ。その中小企業が大企業の真似をして幸せがあるか。大企業という組織体では権限が要るが、中小企業では要らないだろう。権限を持つことがエライということか。それよりは権限を社員たちに持たせて、喜んで仕事に役割に頑張って貰うほうがどれだけいいか。
 常に改善するという問題意識を持ち、提案するほうが仕事人として遣り甲斐があるだろう。人間誰でも提案したことを否定されたら、そこに不満が生まれる。しかし、自分で考えたことはヤラセテ貰えることにしたら、そこに責任が伴うと同時に喜びがあるではないか。社員旅行のクイズを回答したら1年間休めるということも、自分たちで考え、自分たちで実行していることである。考えれば幾らでも解決策はある。

報告者:石川元則
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 11:35Comments(1)講演・活動報告

2010年11月01日

未来工業見学ツアー報告(5)

未来工業見学ツアー報告の第5弾です。

未来工業ツアー1
http://kotetsunotawagoto.blog74.fc2.com/blog-entry-971.html
未来工業ツアー2
http://kotetsunotawagoto.blog74.fc2.com/blog-entry-972.html

報告者:山本啓一
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 15:37Comments(0)講演・活動報告