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2012年03月16日

第2期第10回3月度ふくおか未来塾公開講座 報告



日時:2012年3月12日(月)18:30~21:00
場所:博多区博多駅東1-11-5 アサコビル10階5号室


「日本一社員がしあわせな会社ヘンな“きまり”」出版記念

テーマ こんな時代にチャンスをつかむ方法

今回のふくおか未来塾は150分まるまる塾長による講座だった。

97%の企業が儲かってないわけだから、儲かってない会社の反対をすべき。

だからホウレンソウは一切やらない。

大企業なら、ホウレンソウも必要だろうが小さな会社にホウレンソウはいらない。

現場のことを知っているのは現場、現場を知らない人間にホウレンソウをしても意味がない。

良いものを安く売ろうとするから日本の会社は儲からない。

すぐに下等競争に陥る。

高く売るためにはいかに差別化をするかだ。

金儲けをするのは社員。

だからいかに社員ががんばろう!と思ってもらえるようにエサを考えるのが社長の仕事。

エサがいやだったらモチでもよい。

先にモチを与えれば、モチベーションがアップするではないか。


未来工業のモチとは…

70歳定年を日本で一番に取り組む。

しかも60歳から、定年まで賃金は下がらないから退職金も多い。

育児休暇は3年取得、だから3年ごと定年まで子供を産み続ければ1度も出社せずに退職金がもらえる。

それができるのも全て正社員だから。

派遣やパートは一人もいない。

ボーナスもない、退職金もないパートがなぜ真剣に会社のことを考えるか。

まだまだ、休みや5年に1度の海外旅行、クラブ活動補助、賃金制度などあげればきりがない。





山田塾長はこう言った。

やってもないことをやれないと想像で言っても仕方ない。

経営は経験則でするもの。

まずは何でもやってみる。

やってダメならすぐにやめればいい。

やってもないことを想像して、できないと言うほどダメなものはない。

後はまた塾生のレポート待つことにしよう。

第2期第10回3月度ふくおか未来塾 報告者/菅原 弘

「日本一社員がしあわせな会社 ヘンな“きまり”」出版記念【公開講座】
テーマ:こんな時代にチャンスをつかむ方法

おはようございます。
未来塾は、岐阜や沖縄にもありますが、公開講座は福岡だけです。
しゃべるのは同じ。
さて、ここに集まっている人たちは、商売人。
日本に675万社の会社がある。100%金儲けが目的のはず。
日本人は「金儲け」というと嫌がる。
素直に言ったほうがいい。
同友会では「お客様から愛されることが必要」と言う。
モノを買う、金を払う。商売は金を稼ぐことだ。初めから「金儲け」といったほうがよい。
そして「いいものを安く」と言う。儲かるはずがない。
昔、商社では紙口銭という習慣があった。ペーパーマージンである。
最近は「いいものを安く」というようになった。
日本に儲かっている会社がない。
675万社(個人事業も含む)のうち、1%もない。99%儲かっていない。

なぜ会社は金儲けするのか。
○社員がいる。まあまあの(いい)給料で、豊かな(いい)生活をしてほしい。
○税金を払って、お国のために」役立ちたい
これが会社の存在理由である。
しかし日本の会社は儲かっていない。

大企業はどうか。
めちゃくちゃ分母が大きいだけである。だから分子もでかい。
売上に対する利益率は低い。儲け率が低いのだ。
儲かっているかどうか、日本政府は6年前まで公表していた。
高額所得法人である。経常利益4000万以上である。
(法人)265万社あるうちのたった8万社である。
3%だ。後の97%は儲かっていないのである。

私のいる岐阜県は法人が4万5千社あり、1500社が高額所得法人。ちょうど3%だ。
ちょうど日本の平均と同じ。
97%は儲かっていない。大企業も利益率はダメだ。

儲からない会社は反対のことをやればいい。
未来工業はどういうことをやっているのか。
今まで54回テレビに出た。テレビで取り上げるのはケチと報・連・相なしということが多い。
ホウレンソウは食べるほうがいい。
たとえばパナソニック。合併して社員は38万人になった。岐阜県の人口は41万人だ。
大企業は束ねるのに報・連・相が必要である。
しかし中小企業の分際で大企業のマネをするのか。儲かるはずがない。
儲からないなら反対のことをしなさい。報・連・相の禁止!
同友会で周りから「報・連・相がないとつぶれる」と言われる。
経験もないのに言う。経営は経験則でやるものだ。
やったこともないくせにそんなことをいう。
私は逆をやれば儲かるだろうと思った。
「報・連・相をやりなさい」という本を書いてつぶれた会社(Y社の2代目)がある。

成果主義の禁止。
成果があったら給料上げる。評価するのは人間だ。人間がまともな評価ができるはずがない。
ウチは年功序列である。

ノルマの禁止
大手証券会社で導入している。世界一になった。
大企業はいいかもしれないが中小企業はいいはずがない。

そのほかにも、携帯電話の禁止。残業の禁止。

金儲けはだれがやるのか。
社長か。いや社員である。
社長といっても能力のあるヤツはいない。
商法が変わって今は1円あれば会社が作れる。サルでも作れる。
金儲けは社員がするのだ。
だったら、社員たちがこの会社のために頑張るぞ!と思ってもらうしかない。
これはどんな会社でも同じである。
ではどうすれば、頑張ってくれるか・・・それはエサである。
元来日本人は「金儲け」という言葉を嫌う。「エサ」という表現も嫌う。
だったら「モチ」という。
モチベーションのモチである。

エサをやれば社員が頑張る。
何がエサか。「お金」である。
給料をたくさん払ったほうが喜ぶ。頑張ってくれる。
限度を超えて払って倒産した航空会社がある。
一定の額の給料というのはいくらか。
同級生に聞いて、まぁまぁだねっていうくらいだろう。そのくらいの額じゃないか。
たまたま2010年の朝日新聞1月3日号にウチが載っていた
未来工業 65歳 ヒラ社員 年収700万円。これは多いよね。
ついでに、3年前の週刊現代・・・岐阜県で一番高いと。

未来工業で子会社を作ることになった。
社長を公募した。
電算課の社員が一番先に手を挙げてきたのでそいつが社長になって茨城に行った。
彼は自分の給料を月100万と決めた。
ウチは報・連・相禁止なので彼に社長をやらせた。
(別件で彼は2度同じ失敗をしたのでクビになって戻ってきた)

一般に女の子が一番給料が安い。その女の子でも自分で車を買う。
一番給料が高い社長は会社の金で車を買う。税務上は悪くはない(社用車という)。
4000万儲かっていないのに、3ナンバーの車を買う。
ガソリン・車検も会社の金だ。
社員は面白くない。
社員が頭に来たら(不満に思ったら)エサの逆である。
頑張ってもらわなければならないのに、そんなことしたらダメだ。
身をきれいにしろ。自分の車は自分の金で買え。
どれだけエサをやれるか・・・相場のまぁまぁの給料だ。

定年を70歳にした。当時はそんな会社なかった。
反対のことをする。それが差別化という。
うちの会社は製造業である。どういう工夫をしたらお客さんが喜ぶかを考える。
お客さんに喜んでもらう差別化・・・最終目標はこれだ。
モノづくりではなく、販売会社が売り方で差別化すべきだ。
企業は厚生年金に入っている。
その金で厚生年金会館を65個建てた。
天下りの高い給料もらう人間が運営した。
しかし運営で赤字。作って赤字、運営で赤字。
年金払いきれないから売りまくった。安く売った。
日本の政府は65歳から年金を払うという。
60歳定年なら5年間は無給だ。そうなると
○定年なしにする
○65歳を定年にする
○60歳以降は給料半分で再雇用
という方法が出てくる。
65歳が基準になったから、ウチは70歳定年にした。
そうすることにより30~40歳代が「頑張るぞ!」と思ってくれる。
感動を与える。30~40歳代が頑張る・・・これがエサだ。
70歳まで給料は一切下げない。(60歳から70歳は同じ給料)
65歳で年収700万だ。
5年後、会社見学に来たら車椅子と松葉杖ばかり間も知れない(笑)。

子供を産んだら3年産休取れる。
だから3年ごと、67歳まで子供を産んだら出勤せずまるまる退職金がもらえる。
ウチは全員が正社員だから退職金を出す。

中小企業は派遣・パートが多い。
給料半分・ボーナス10%。それじゃ、働くはずがない。
そしていいモノを安く売るという。過当競争になる。
コスト削減する。だから給料を下げる。商品の質が落ちる。
儲かるはずがない。
Sという警備会社がある。
日本初の警備会社だ。しかし今ではいっぱいあり過当競争になっている。

日本・韓国・台湾には資源がない(北朝鮮にはある)。
だからアラブの石油を買ってくるしかない。
条件一緒で日本の電力料金は、韓国の3倍・台湾の2倍。
電気には競争がない。電力会社の社員は高い給料をもらっている。
コストとは何か。
人件費が一番最初にある。
よく「人材」という。人を材料にしてはいけない。
「人財」である。
社員は財産だ。コスト削減といって人件費を下げてはいけない。

日本には6500万人サラリーマンがいる。
平均月収は30万。
‘45 日本は戦争に負けました。アメリカの給料は日本の10倍。
今、アメリカは日本より少ない。
正社員は30万の給料で、パートが半分。
帳簿上コストは下がったが、パートはちゃんと働いているのか。
誰がこんな会社で働くか!と思っているのではないか。
エサ(給料)をやったら働く。

‘85~’90バブル。
‘91~’01失われた10年。そこから10年、失われた20年だ。
‘45に戦争に負けて’46から復興に取りかかる。
日本のGDPは戦争に勝った国をごぼう抜き。‘68に世界第2位になる(現在は3位)
GDPは500兆円。
‘29アメリカは大恐慌に見舞われ、公共政策(ニューディール政策)を取って立ち直った。
日本は‘31に中国へ攻め込んで資源を手に入れ景気が良くなった。
‘68にGDP500兆円になった。それからずっと500兆円である。
それでどこが不景気なのか。
パイはある。それで取りきらないのは能力がないのだ。
リーマンが倒産した時、みんな「リーマンが、リーマンが」といった。
誰がリーマンに引っかかったのか。
リーマンブラザースは‘08.8月にサブプライムに引っかかって9月に倒産した。
スイスの銀行が引っかかった。
野村證券やみずほ銀行が引っかかったが、日本は一番少ないはずだ。
誰が引っかかったのか。
みんなビビって百貨店業界はじめあらゆる業界の売り上げが下がった。
それでも475兆円ある。5%下がっただけだ。
それで足りない業界・会社があるのか。
需要はあるのだ。能力がないだけだ。
孫子の兵法、「敵を知り己を知らば百戦危うからず」である。
需要はあるのだ。己の能力がないことを知るべきだ。
住宅産業でいうと、‘73に195万戸あった。
それが‘91には110万戸になった。現在は80万戸。
でもそれだけあるではないか。
どうやって社員にやる気を出させるかだ。

パートを使ってコストは半分になるが儲かっているのか。
97%は儲かっていない。
ウチでは入社したその日から正社員。
高学歴社会、いかにサボろうかという知恵が出る。

日本は腕がいいからいいモノを作る。
化学繊維・カメラ・時計などなど。
しかし最近不良品が出てくるようになった。
車やガス器具・家電のリコールなど。
派遣・パートを使ったからだ。
アメリカでは社員をレイオフと言ってクビを切れる。
しかし日本は社員のクビを切れないから、リストラという表現にした。
派遣・パートなら切れる。
「明日はクビだ」という人間が技術を覚えるか。覚えるはずがない。
いかに社員にやる気を出させるかが、社長の仕事(戦略)だ。

―了―  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 19:19Comments(0)講演・活動報告