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2012年08月30日

第3期 第3回ふくおか未来塾 報告

日時:2012年8月20日(月)18:30~21:00
場所:博多区博多駅東1-11-5 アサコビル10階5号室

テーマ:社員のやる気を引き出す未来式工夫

今回は前回に引き続きアドイシグロの石黒社長からの実践報告よりスタートした。


報告と司会進行をした石黒社長

年功序列の賃金制度の導入だ。

塾長からは未来イズムを会社の規模に合わせ、実践することが大事なことと石黒社長の取り組みを評価した。

やってダメならやめればよい。

ちょうど、8月19日付け朝日新聞の東海経済の「対論」という企画記事を塾長に持参いただいた。

その記事には山田塾長の平等主義とソフトブレーンの創業者宋氏の成果主義が並べられていた。

この記事を読み塾生がどのように考えるかを問われ次回の宿題となった。

さて、今回のテーマは「社員のやる気を引き出す未来式工夫。

この未来塾はいかに売って、いかに儲けるかがテーマ。

ものを作る人もいるが、いかに売るかだ。

売れることが一番必要なこと。

だから売れるものを創ろうというとなる。

売るためには社員が頑張らねばならない。

そこで社員たちにエサをやることになる。


やる気を引き出すために社員にエサをあたえること。


未来式のエサについては何度も触れてきた。

前回も言ったが世の中には受注産業と見込み産業がある。

未来工業は自分達の商品を作ると一日目から宣言をしてスタートをしている。

ところが世の中の製造業の99%は受注産業である。

トヨタのジャストインタイムは1分遅れただけで200万円のペナルティを取られている。

だから残業をしてがんばろうとなる。

残業をして25%の手当、さらに深夜になると50%の手当を払って期日に間に合わせ納品する。

それで果たして儲けることができるのか。

だったら人を雇い入れて、機械を入れてはどうかとなる。

ところが山田さんはそういうが不況になったらどうするのかと言う。

じゃあ、日本が不景気だったことがあるのか。

不況と言われてもGDPは500兆円もあるではないか。

需要>供給は景気が良いという。

供給>需要は景気が悪いという。

リーマン・ショック、デフレと言われる今でも485兆円もある。

485兆円も需要があって、需要が不足するという会社があるだろうか?

需要はあるんだから景気が悪いとは言わずに自分の会社が売れないと反省をしたほうがよい。

どの業界もパイは十分にある。


売れないのは景気のせいではなく自分の会社が売れない。

そこで社員をやる気にさせるためにエサを与えるということになる。

よくパートに朝礼時に「がんばろう」とエサも与えずに言わせているが、精神論でやる気を起こすだろうか。

世の中のメーカーは8:00~17:00の勤務時間が多い。

それなのに7:30に出勤をさせて掃除をさせている会社を見かける。

社員を無給で働かせて本当にやる気がでるのだろうか?

未来工業では会社が社員に命令をしてはいけないので、一人も掃除をしていない。

年末年始は12月20日~1月16日が冬休み。

暮にはお中元、お歳暮でもらったものを300人の社員でくじ引きをする。

工夫をして全員に行き渡るようにする。

これは会社は社員のものだから、もらったものは社員のものという考えからだ。

世の中、40%が非正規社員と言われている。

パート、アルバイト、派遣社員が正社員と同じ仕事で給料が半分となってやる気になるか。

パート、アルバイト、派遣を使うのは反対。

パートの賃金が15万円だとして、パートが15万円は稼ぎませんね。

社員なら30万円、ボーナス100%で稼ぐ。

だったらみんな社員でいいではないか。

中小企業の97%が儲かっていない。

それが96%になったためしがない。

25年間もパートを入れたお陰で儲かったという会社はないではないか。



  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 10:45Comments(0)講演・活動報告