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2012年09月19日

第3期 第4回ふくおか未来塾 報告

日時:2012年9月11日(火)18:30~21:00
場所:博多区博多駅東1-11-5 アサコビル10階5号室

テーマ 未来流・よい会社をめざすための工夫

今回は塾長より出された宿題を塾生より報告の上、塾がスタートした。

司会進行は石川県から参加の小山氏が担当した。

以下、菅原氏のレポートより



【塾長講話】
「平等主義か成果主義か」

狩猟民族と農耕民族がいる。
狩猟民族は獲物がいなくなれば移動する。
農耕民族はその地にとどまりなんでも自分でやるという特性がある。
アメリカ(狩猟民族)の石油会社の話。
メーターに異変がないか見る人がいる。
具合が悪くなると現場に知らせる係がいる。
それを紙に書く役目がいる。
その紙を補給する係がいる。
契約社会だから契約以外のことはやらない。



日本(農耕民族)はこんなことは一人でやる。
イギリス(狩猟民族)の豪華客船クィーン・エリザベス号に乗った時のこと。
食堂にウェイターがいたので、「水をくれ」と頼んだら拒否された。
聞けば「ワイン係」だった。
日本人なら一人でやるだろう。
何でもやる日本人に差をつけていいのか。

よく、走ったらニンジンやるよと言う。
私は言う、やるから走れと。
日本人には儒教の遺伝子がある。
馬じゃないんだから、走ればやるというのはおかしい。
誰にでも平等であるべきだ。

これが中国人なら違うかもしれない。
もらっても走るかどうかはわからない。
なんで走らなければいけないのかと言うだろう。
日本の企業が中国に進出している。
日本人の月給は30万円、北京は3万円、田舎に行けば3千円。
人件費が日本の100分の1だ。
そこで作った商品を日本人は安く売った。
日本人は「いいものを安く」と過当競争する。
普通に売れば利益が確保できるものを。
アパレルメーカーが中国に進出したとき、中国人が生地をデザインはそっくりだが安いものに差し替えた。
当然すぐに悪くなった。
差し替えたことを問い詰めると「確かに差し替えたが、デザインは同じで数は合っている。何が悪いのか」。
これに対して日本人は反論できなかったという。

未来工業では平等に給料を払っている。
営業はノルマがない。
外回りに出たら仕事しているかどうかはわからない。
まぁ、1件くらいは回れよなという。
しかし、社員は給料をもらった分は働かなければいけないなと思うはずだ。



デパートのお歳暮は個人から個人へというケースが一番多いらしい。
つまり部下から上司へ送っているのだ。
お歳暮をもらった上司が正しく部下を評価できるはずがない。
人間が人間を正しく評価できない。
だから平等主義でいく。
評論家は組織論で2-6-2の法則という。
組織の2割はダメなヤツだと。
そしてその2割をやめさせてもやはり残った内の2割がダメだという。
しかし日本人はそんなことはない。

‘45日本は戦争に負けた。
しかし‘68には勝った国を追い越し、世界第2位の経済国になった。
その時には成果主義というのはなかった。
全員が社員で年功序列だった。
いいものをつくって売りまくった。
‘85~’90にバブルを迎え土地が高騰した。
‘91にバブルがはじけ、’01まで平成不況を迎えた。
失われた10年だ。現在までで、失われた20年という人もいる。
ここで始まったのが成果主義だつまりノルマ主義だ。
企業は経営が厳しくなると社員をクビにできないのでリストラという言葉を使った。
採用したのはパートや人材、派遣。
社員じゃないからクビにできる。
社員の半分の給料でボーナス10%。
これで一生懸命働くはずがない。
技術を覚えようとはしない。
そして不良品が出てきた。
これを不良品と言わずリコールといった。
車、家電製品、ガス器具など。
これらのメーカーは部品を取り換えてやるからもって来いといった。

日本のGDPは500兆円ある。
景気は悪くない。どうやったら売れるか、これがわれわれ未来塾の勉強のテーマだ。
業績が悪いから人を減らすという。
バカなことだ。
どうやって売るかを考えないといけない。
社員はコストではない。

売り上げが上がれば、分け前が増える。じゃ、売ろうと考える。
みんなが頑張っているなら自分も頑張ろうと思う。
オリンピックでは、1位~3位にメダルが授与される。
みんな100%頑張っている。50位の選手も100%頑張っている。
100%頑張ったなら100%の報酬をあげようじゃないか。
100%の頑張りに70%の報酬で満足するか。

社員にやる気を出させるにはエサが必要だ。
未来工業では年末年始の休みは12月22日から1月14日まで24日間である。
これもエサに一つだ。
働く時間が短いからどうやって稼ぐか社員は考える。
売り上げは分け前になるから稼がなければならない。
だから休みボケなどはない。
社宅や寮はない
。同じ社宅に住む嫁さんまで序列をつくってしまうからだ。

残業禁止である。
仕事が増えたら、人を増やし機械を導入すればよい。
こういうとすぐ「仕事が減ったらどうするんですか」という経営者がいる。
なぜそういうマイナス思考するのか。
仕事を取ってこい。
ノルマはない、しかし分け前が減るという恐怖心がある。
まず取引件数を増やす。1件当たりの取引量を増やす。
プラス思考で物事を考えよ。

―了―  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 10:10Comments(0)講演・活動報告