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2013年12月17日

第4期第7回ふくおか未来塾公開講座 報告

日 時:平成25年12月9日(月)18:30~21:00
場 所:福岡安全センター株式会社 会議室

≪塾生 報告≫株式会社アドイシグロ 代表取締役社長 石黒ちとせ氏(長野市在住)
テーマ:社員のやる気と差別化について取り組んでいること

□は本人コメント  ※塾生のコメント

【社員のやる気】

①賃金制度の見直し 平成24年7月スタート
 「成果主義(評価主義)」から「年功序列賃金制度(評価しない主義)3年計画2年目
 □毎年、全員の給料が着々と上がり、年長者が一番よい給料をとり、ボーナスをドッサリもらえて、税金もドーンと払える会社になりたいです。
 □未来イズムを取り入れるからには、これを最初にスタートしたかった。
 □基本給をアップするから、残業を減らして、自分単価を上げよう!と奨励中。
 ※未来イズムだ。

②連続リフレッシュ休暇の導入 平成24年7月スタート
 初年度は3連休⇒今期からは5連休
 □仕事を生き甲斐とする社員や部長から「無理だ!」と抵抗を受け、「自分やみんなが休める段取りをすることも仕事だよ」と説明し、リフレッシュ手当5,000円(5日分も支給しました。休むための段取り手当です。
 ※休みがストレスに感じる社員がいる。体制づくりだ。

③提案制度(1件500円) 平成24年10月スタート
 1年間停滞⇒平成25年12月より新提案委員会スタート
 □提案は何でもいい!という漠然とした提案の募集ではウチの会社では出さないということが分かり、テーマを先に出すことにしました。
※QCサークルという土壌がないといけないのでは。
□ウチでは5Sに加えて7S(シンプル・サインズ)にしています。

④新入社員4名採用 平成25年4月
 □採用を決めたときから、これが一番社員の「やる気」の変化につながっています。
 □採用時、最終決定権を各部長に持ってもらったので、各部長も一所懸命に教育中。
 □入社後も社内の雰囲気を変化させています。全員に問題意識が生まれましたし、それに対応をしようとする動きも出てきました。スゴイです!
 ※採用する方が教育になっている。

⑤工事台帳チェックをやめる 平成24年
 □他社の営業マンが「社長が売上伝票を詳細にチェックするのが嫌で嫌でたまらない!」と愚痴っていました。営業マンの心の叫びを聞いたような気がします。私もチェックを止めました。専務にもやめさせました。楽です。そして管理していないので「全判断は営業担当だよ」と言えます。
 □平成25年 すっかり定着してきました。営業担当者自身が工事台帳や粗利を気にするようになってきました。材料代を気にするようになり、利益率が上がってきた。
 □在庫管理のチェックは必要だと思います。
 
⑥「就業規則」改正&全員への配布
 □まだ法律ギリギリ程度の規定ですが、特別休暇や諸手当など少しでも見直せるものを追加しました。給与規定や退職金規定を明確化しました。ます配布することから始めている。
 
⑦各部へ段取り責任者の設置 平成25年7月スタート
 □新入社員の入社の伴い今までの若手に役職をつけた。
 
⑧LWB委員会(ライフ・ワーク・バランス委員会) 平成25年7月スタート
 □労働局の助成金を使って「残業・有給増」の目標達成のための会議
  (メンバー:社労士・総務部長・段取り責任者4名)
 ※ワーク・ライフ・バランスでないところが未来イズムだ。
 □ランチ会議で1時間と時間を区切っている。
  社労士の提案で会議中に出された改善案をその場で即決。委員は即実施。
  というスタイルにしたらドンドン良い意見が出るようになった。

⑨資格取得症例制度 平成25年7月スタート
 □資格を身に着けておくボーナスみたいな位置づけ。新規事業のための準備。
  資格を取ったら金一封。士業はまだ対応できていない。

⑩道具手当 平成25年7月スタート
 □個人持ちの道具が多く、ベテランの職人さんへは今までの分としてまとめて支給。
  毎年1回、職種に合わせて支給することにした。
 ※とてもいい着眼点だ。

⑪部会で全員月次損益を見る 平成25年7月スタート
 □これまでは毎月月次報告会(幹部のみ)で損益を確認していた。昨年度より営業部とデザイン出力部が部会の中で月次損益を見ることをスタート。今年度、年度目標を「数字を意識する」として、新入社員も含め全員が会社の数字を見られるように、各部長が部会で損益を発表している。
 ※とてもいいことだ

⑫有機溶剤の健康診断&環境測定の見直し 平成25年10月
 □印刷会社の胆管癌問題や、新入社員の有機溶剤に対する敏感さなどを踏まえて健康診断や環境測定を見直した。プリンターメーカーや労働基準協会の担当の方を飛んで説明を聞いた。
 ※新入社員が入って事で具体的に社内が変わってきている。

⑬顧客の見直し 平成25年7月
 □長年「来るものは拒まず」で対応してきてしまったが、社員のやる気をなくす相手先や、社員がボロボロにされる顧客は積極的に見直しをする。その担当は新規事業を担当してもらう。
 ※売り上げは上がるが、利益は上がらないケース。顧客は「前任者はやってくれていた」ということでしょう。
 □前任者の携帯に掛けてくる。会社の責任者として社長の私が対応した。

⑭新人教育 平成25年10月 
 □新入社員4名が入社して会社内の雰囲気が大きく変わったが、これまで新卒採用をしてこなかったため、新人教育のノウハウやシステムが社内になく、新人側も苦労が多かった様子。
  9月に問題が起きたときに岐阜みらい塾にて塾長&塾生の皆さんにご相談。
  新人教育を会社の長期プロジェクトの最重要項目にした。
 □塾長・塾生全員から「辞めさせてはいけない。あるのは社員教育のみ」と言われた。
 ※担当者を付けてやってみせて、本人にやらせる。配置転換をする。覚悟の問題だ。
  心の問題であれば専門家と相談するのも手である。


【差別化】
① 粗利重視(いいモノを安く売らない)
□「月次報告会」で見る月次推移表の先頭を「売上」ではなく「粗利額」に変更。
□売上ベスト10の一覧表も粗利額、粗利率のベスト10の一覧表の下に位置付けた。
□営業部全員、粗利額を意識して仕事を取るようになってきた。数字に変化あり。
※月次損益を全員で見ることで生まれた社員の意識だ。

② 新規事業(ビンテージビル・プロジェクト)
□リノベーションに取り組んでいる。
※顧客をどう探すかが課題では。
※今度の活躍に期待します。


―了―

終了後、近くの山椒で忘年会を開催しました。


長野から参加の石黒さんを囲んで、久々の原さん、常連の宮崎さんと縄田さん。


今日も勉強になったと菅原さん、会議室提供の内山さん、眠そうな貞池。


さあ、手一本入れてお開きとしましょう。博多のみなさん来年こそ未来イズムを実践しましょう!

原さんから参加感想文が届きました!

今回、山田塾長不在のふくおか未来塾は、看板制作会社(株)アドイシグロの石黒社長にはるばる長野県からお来こし頂き、現在会社で取り組んでいる未来イズムの実践報告をして頂きました。

内容は「社員のやる気」と「差別化」についての取り組み。

まず関心したのは、この約1年間に行ってきた取り組みの数。
それも賃金制度の見直しや顧客の見直し、新規事業へのチャレンジなどなど会社の行方を左右するようなものばかり。
もちろんすべてがうまくいく訳ではないが、やってみることで次の課題が見えてくる。
その課題について石黒社長自ら社員と一緒になって議論し克服していくことで、石黒社長含め社員みんなが成長し、会社が動き出したのを感じました。

最終的に企業は利益などの数字を追求しなければならないが、今回、石黒社長の活き活きとした発表を聴いていると、数字では計れない仕事の面白さを改めて感じました。

山田塾長、
ふくおか未来塾生はとにかく実践をして、次に報告できるのを楽しみにしています。



  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 09:50Comments(0)講演・活動報告