2015年12月15日
第6期 第7回ふくおか未来塾報告
一昨年12月に上映された「ふるさと」のチラシ
今回の未来塾はちょっと趣向を変えて、映画「ふるさと」の上映会を開催しました。
映画「ふるさと」は今から遡ること30年前、ダムの底に沈んだ岐阜の徳山村の物
語です。原作は徳山の分校で元教師をされていた平方浩介氏。それを映画監督
の神山征二郎氏が映画化したものです。その監督の手記に当時、陰で支えてくれ
た方の名前に山田塾長が上げられています。開催された上映会のトークライブショ
ーでは雑誌「西美濃わが街」で徳山村を取材されたと人物として紹介をされていま
す。
田中氏 山田氏 平方氏の三氏で記念撮影
さて、この映画が掘り起こされたのは、森のいずみ25周年の記念行事として館長
の田中佐永子さんが企画されたものです。塾長はじめ多くの方々の支えで、見事
500名の観客を動員して、大成功に収められました。今年10月に実施した岐阜ツ
アーの二日目に森のいずみにお訪ねし、そこでイベント「ふるさと」のDVDを拝見
させていただき今回の上映会に至りました。
上映時間は106分。
主演は認知症の役を演じる加藤嘉。その息子夫婦に長門裕之と樫山文枝。豪華
キャストが大自然が破壊され、里山が無くなる村人たちの葛藤を見事に描き出す。
加藤嘉の迫真の演技に心を吸い込まれ、私たちが直面する環境問題、介護問題、
限界集落などに深く突き刺さる映画だった。