2010年06月04日

第1回ふくおか未来塾 報告

第1回 ふくおか未来塾/6月14日(月)18:00~21:00/天神パークビル7階


「常に考える」とは


第1回ふくおか未来塾は塾生の弥栄さんの「山田塾長がおっしゃる常に考えるとはどういうことですか」という質問を皮切りにスタートしました。

第1回ふくおか未来塾 報告


この質問に対して塾長は「商売は儲けるためにやっている。儲けるためには、差別化をしなくてはならない。差別化をするためには常に考えるほかないだろう。だから、未来工業では創業以来、常に考えるをスローガンにやってきた。未来工業に来れば、いたるところに常に考えると書かれている。また、考えるだけではダメで考えたことを実践してみる。それは、必ずしも仕事というわけではなく、日常の中でも考えたことを実践する癖をつけてみる。例えば、会合に出かけるときは、皆がネクタイしているときに自分ははずして参加する。これも立派な差別化と言える。そんな実践の積み重ねでちょっとよそと違うよ、よそよりも便利だよという差別化された商品が生まれてくる。世の中の企業は、うちの商品は日本でうちだけというのはありません。創業時のセコムは日本で唯一だったけど、今は多くのライバル会社がある。どこだって、ライバルがあるのが当然で、そういった中では過当競争に巻き込まれるのは当然です。コストを下げて、値段を下げるのであればよろしいけれど、工夫もせずに値段を下げるのであれば、利益は出せません。だから差別化をするために考えると言うわけです。」いつものように、具体的な事例をたくさん出されてお話をしていただきました。


塾生からの質問を一つだけ紹介をしておきます。



Q、宝石加工で特許を取って差別化をしたけれどなかなか売れないのはどうしてか?



A、特許を取らなくて成功した事例がこの福岡にあります。みなさん、ご存知のふくやさんです。ふくやさんは特許を取らず、製造方法を知りたい人にはどんどん教えてあげたそうです。そのお陰で、福岡ならめんたいというブランドが確立しています。この方法が良いというわけではありませんが、小さな会社は宣伝力がありません。そこで、どのように売っていくのか。これはマーケティングになるわけですが、そこを考える必要があるんじゃないでしょうか。


第1回ふくおか未来塾 報告


おしまいに質問者の弥栄さんがまとめとして「普段の中でも工夫をする癖をつけることがいかに大切であるかを学びました。また、マネをしては差別化にならないということではなく、マネをしてちょっと工夫すると差別化になることも学びました。社員を幸せにしたい、社会貢献をしたい、そのためには利益を出す必要があり、利益を出す為に差別化をされた商品を作り、社員が100%頑張れる環境を整え、他の会社と違う売り方をするために考える、考える、考えると常に考える流れと言うものを教えて下さいました。業種や職種はそれぞれ異なりますが、塾長が未来工業で実践されてきたことを、いかに自社におきかえて実践をしていくか、これからふくおか未来塾を通じて学び実践をしていきたいと思います。」と結びました。




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Posted by ふくおか未来塾事務局 at 10:02│Comments(0)講演・活動報告
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