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2014年04月17日

4月未来塾は塾生による実践報告会

まずは2月に開催されたふくおか未来塾の様子を公開します。
塾生の宮崎さんによるもので、これも未来イズムの実践事例です。
御覧ください。

http://youtu.be/M6PuK3eHRZE

さて、4月の未来塾は公開講座で臨みましたが、あいにく塾長の体調がおもわしくなく
急きょ塾生の自習とさせていただきました。


熱く未来イズムを語り合う塾生

塾生の自習と言っても実践塾ですから、未来イズムの取り組み報告が主体となります。
最初に長野県から参加の石黒さんより、モチの成功例、失敗例をテーマに報告。

どんなものでもモチにしてしまうとそれがアダになる場合もあります。
しかし、それだって実践しないと結果は見えません。

「やってみてマズければすぐにやめる」やめる勇気さえあればよいと思いました。
特にお金がからむところは、すぐに権利意識が生まれるのでここをどう考えるかです。

具体的な説明はできませんが、いずれにしても未来イズムはいいと思ったことは実践します。
実践すれば、経験値が生まれます。

やりもせずに「うちはできない」と経験もないのにダメだと想像するのが一番まずいのです。
石黒さんの報告に続いて各社の取り組みを報告しました。

私の会社も提案制度を取り入れました。
初日からどんどん提案が出されその対応に苦慮し、未来工業の阪本課長に指導を仰ぎました。

提案について返答をすることも未来イズムのひとつ「常に考える」の実践です。
あっという間に90分が経過し、残りの時間で来期の未来塾の運営について話し合いました。

5期は塾生による実践報告と塾長への質問を軸に進めていくことを確認しました。
塾長がお見えにならない日もありますが、未来イズムはしっかり学べます。

ぜひ、ご参加下さい。



終了後の懇親会も楽しいですよ。

  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 11:09Comments(0)

2014年02月25日

2月公開講座 山田塾長復活!久々の山田節を聞く

炸裂山田節 「8ヶ月も死んでました」


およそ1年ぶりに塾長登壇。
たっぷり60分、復帰への道のりからスタートした。

年齢でアウト、8時間の手術でアウト
助かる見込がないので葬式の準備をしなさいと言う医者。

手術が成功し、助かったとしても10日間はICU行きになる。
脅しに脅されて手術へ。

手術がうまくいき翌朝はベッドに起き上がりテレビを見ていた。
それを見た医者は驚きましたね。

壮絶な治療を、笑いのネタにしてしまう。
ペースメーカー、脳梗塞治療、尿管癌・・・信じられません。

その後、一息入れて長野から参加の石黒さんより実践報告。
12月からさらに実践が深まり、新規事業も始動し始める。

その報告に塾長のアドバイスは熱を帯びてくる。
「会社は儲けるためにやっている。4000万円の利益は言わない
けれど、せめて10%の利益は出せな。

では、儲けは誰が出すか。
それは社員だろう。

いかに社員をやる気にさせるか。
その一点だけだろう。

最近、よく言われるブラック企業。
ブラックの反対のホワイト企業になればいい。

どうしたら社員が喜ぶか。
入社したら今日からでも100万円を渡してみるか?

それは喜ぶだろう。
でも、そんな金は出せないだろう。

だったら休みをやれよ。
休みだったら一銭も金はかかれない。

バブルが弾けて失われた20年と言われるけれど。
中小企業に不況は関係ないだろう。

GDPも最近こそ475兆円とか言われるがバブルから500兆円は変わってない。
これで景気が悪いと言えるのか。

景気が悪くなればどんどん営業を入れて、売りまくったらいい。
パイは十分過ぎるほどある。

未来工業だってライバルのパナソニックの10%やったって3倍の1000億。
それをやるには今の3倍の社員が必要だ。

差別化も差別化の内容を間違いないように。
岐阜県で2億の売上をやってた酒屋が自分の話に刺激を受けてコンビニを始めた。

あれよあれという間に100億をやってしまった。
すると大手に対抗するために駐車場を少し広げ差別化をした。

もう一つ、売り場も一回り大きくして商材を増やせるようにした。
ところがあっと言う間に潰れてしまった。

しまった、差別化についてちゃんと話をしてなかった。
コンビニのお客さんは目的を持って買い物をする。

何をもって差別化をするかはしっかり考えんといかん。
先だって、銃弾に倒れた餃子の王将はすごい。

1991年から業績を伸ばし続けている。
すでて店長の勝手にさせている。

例えば塩の摂取一つとっても名古屋は1日10グラム。
沖縄は最も少なく8グラム、東北は15グラムと異なる。

それを考えても地域によって味が違うのは当たり前。
それで店長の自由にさせることは差別化につながる。

最後に本日の司会進行役の宮崎さんより自身の実践報告をして幕を閉じた。
未来塾もいよいよ実践段階に入ってきた。

参加のみなさん、感想文をください。


  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 16:28Comments(0)講演・活動報告

2013年12月17日

第4期第7回ふくおか未来塾公開講座 報告

日 時:平成25年12月9日(月)18:30~21:00
場 所:福岡安全センター株式会社 会議室

≪塾生 報告≫株式会社アドイシグロ 代表取締役社長 石黒ちとせ氏(長野市在住)
テーマ:社員のやる気と差別化について取り組んでいること

□は本人コメント  ※塾生のコメント

【社員のやる気】

①賃金制度の見直し 平成24年7月スタート
 「成果主義(評価主義)」から「年功序列賃金制度(評価しない主義)3年計画2年目
 □毎年、全員の給料が着々と上がり、年長者が一番よい給料をとり、ボーナスをドッサリもらえて、税金もドーンと払える会社になりたいです。
 □未来イズムを取り入れるからには、これを最初にスタートしたかった。
 □基本給をアップするから、残業を減らして、自分単価を上げよう!と奨励中。
 ※未来イズムだ。

②連続リフレッシュ休暇の導入 平成24年7月スタート
 初年度は3連休⇒今期からは5連休
 □仕事を生き甲斐とする社員や部長から「無理だ!」と抵抗を受け、「自分やみんなが休める段取りをすることも仕事だよ」と説明し、リフレッシュ手当5,000円(5日分も支給しました。休むための段取り手当です。
 ※休みがストレスに感じる社員がいる。体制づくりだ。

③提案制度(1件500円) 平成24年10月スタート
 1年間停滞⇒平成25年12月より新提案委員会スタート
 □提案は何でもいい!という漠然とした提案の募集ではウチの会社では出さないということが分かり、テーマを先に出すことにしました。
※QCサークルという土壌がないといけないのでは。
□ウチでは5Sに加えて7S(シンプル・サインズ)にしています。

④新入社員4名採用 平成25年4月
 □採用を決めたときから、これが一番社員の「やる気」の変化につながっています。
 □採用時、最終決定権を各部長に持ってもらったので、各部長も一所懸命に教育中。
 □入社後も社内の雰囲気を変化させています。全員に問題意識が生まれましたし、それに対応をしようとする動きも出てきました。スゴイです!
 ※採用する方が教育になっている。

⑤工事台帳チェックをやめる 平成24年
 □他社の営業マンが「社長が売上伝票を詳細にチェックするのが嫌で嫌でたまらない!」と愚痴っていました。営業マンの心の叫びを聞いたような気がします。私もチェックを止めました。専務にもやめさせました。楽です。そして管理していないので「全判断は営業担当だよ」と言えます。
 □平成25年 すっかり定着してきました。営業担当者自身が工事台帳や粗利を気にするようになってきました。材料代を気にするようになり、利益率が上がってきた。
 □在庫管理のチェックは必要だと思います。
 
⑥「就業規則」改正&全員への配布
 □まだ法律ギリギリ程度の規定ですが、特別休暇や諸手当など少しでも見直せるものを追加しました。給与規定や退職金規定を明確化しました。ます配布することから始めている。
 
⑦各部へ段取り責任者の設置 平成25年7月スタート
 □新入社員の入社の伴い今までの若手に役職をつけた。
 
⑧LWB委員会(ライフ・ワーク・バランス委員会) 平成25年7月スタート
 □労働局の助成金を使って「残業・有給増」の目標達成のための会議
  (メンバー:社労士・総務部長・段取り責任者4名)
 ※ワーク・ライフ・バランスでないところが未来イズムだ。
 □ランチ会議で1時間と時間を区切っている。
  社労士の提案で会議中に出された改善案をその場で即決。委員は即実施。
  というスタイルにしたらドンドン良い意見が出るようになった。

⑨資格取得症例制度 平成25年7月スタート
 □資格を身に着けておくボーナスみたいな位置づけ。新規事業のための準備。
  資格を取ったら金一封。士業はまだ対応できていない。

⑩道具手当 平成25年7月スタート
 □個人持ちの道具が多く、ベテランの職人さんへは今までの分としてまとめて支給。
  毎年1回、職種に合わせて支給することにした。
 ※とてもいい着眼点だ。

⑪部会で全員月次損益を見る 平成25年7月スタート
 □これまでは毎月月次報告会(幹部のみ)で損益を確認していた。昨年度より営業部とデザイン出力部が部会の中で月次損益を見ることをスタート。今年度、年度目標を「数字を意識する」として、新入社員も含め全員が会社の数字を見られるように、各部長が部会で損益を発表している。
 ※とてもいいことだ

⑫有機溶剤の健康診断&環境測定の見直し 平成25年10月
 □印刷会社の胆管癌問題や、新入社員の有機溶剤に対する敏感さなどを踏まえて健康診断や環境測定を見直した。プリンターメーカーや労働基準協会の担当の方を飛んで説明を聞いた。
 ※新入社員が入って事で具体的に社内が変わってきている。

⑬顧客の見直し 平成25年7月
 □長年「来るものは拒まず」で対応してきてしまったが、社員のやる気をなくす相手先や、社員がボロボロにされる顧客は積極的に見直しをする。その担当は新規事業を担当してもらう。
 ※売り上げは上がるが、利益は上がらないケース。顧客は「前任者はやってくれていた」ということでしょう。
 □前任者の携帯に掛けてくる。会社の責任者として社長の私が対応した。

⑭新人教育 平成25年10月 
 □新入社員4名が入社して会社内の雰囲気が大きく変わったが、これまで新卒採用をしてこなかったため、新人教育のノウハウやシステムが社内になく、新人側も苦労が多かった様子。
  9月に問題が起きたときに岐阜みらい塾にて塾長&塾生の皆さんにご相談。
  新人教育を会社の長期プロジェクトの最重要項目にした。
 □塾長・塾生全員から「辞めさせてはいけない。あるのは社員教育のみ」と言われた。
 ※担当者を付けてやってみせて、本人にやらせる。配置転換をする。覚悟の問題だ。
  心の問題であれば専門家と相談するのも手である。


【差別化】
① 粗利重視(いいモノを安く売らない)
□「月次報告会」で見る月次推移表の先頭を「売上」ではなく「粗利額」に変更。
□売上ベスト10の一覧表も粗利額、粗利率のベスト10の一覧表の下に位置付けた。
□営業部全員、粗利額を意識して仕事を取るようになってきた。数字に変化あり。
※月次損益を全員で見ることで生まれた社員の意識だ。

② 新規事業(ビンテージビル・プロジェクト)
□リノベーションに取り組んでいる。
※顧客をどう探すかが課題では。
※今度の活躍に期待します。


―了―

終了後、近くの山椒で忘年会を開催しました。


長野から参加の石黒さんを囲んで、久々の原さん、常連の宮崎さんと縄田さん。


今日も勉強になったと菅原さん、会議室提供の内山さん、眠そうな貞池。


さあ、手一本入れてお開きとしましょう。博多のみなさん来年こそ未来イズムを実践しましょう!

原さんから参加感想文が届きました!

今回、山田塾長不在のふくおか未来塾は、看板制作会社(株)アドイシグロの石黒社長にはるばる長野県からお来こし頂き、現在会社で取り組んでいる未来イズムの実践報告をして頂きました。

内容は「社員のやる気」と「差別化」についての取り組み。

まず関心したのは、この約1年間に行ってきた取り組みの数。
それも賃金制度の見直しや顧客の見直し、新規事業へのチャレンジなどなど会社の行方を左右するようなものばかり。
もちろんすべてがうまくいく訳ではないが、やってみることで次の課題が見えてくる。
その課題について石黒社長自ら社員と一緒になって議論し克服していくことで、石黒社長含め社員みんなが成長し、会社が動き出したのを感じました。

最終的に企業は利益などの数字を追求しなければならないが、今回、石黒社長の活き活きとした発表を聴いていると、数字では計れない仕事の面白さを改めて感じました。

山田塾長、
ふくおか未来塾生はとにかく実践をして、次に報告できるのを楽しみにしています。



  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 09:50Comments(0)講演・活動報告

2013年11月13日

ふくおか未来塾in岐阜 報告会

参加者 宮崎、内山、菅原、縄田、貞池

-まず最初に初参加の縄田さんより、参加感想をお願いします。

縄田 聞くと見るとは大違いですね。もっと早く行っておくべきだった。
    イメージしたのよりも実際はかなり積み上げられた実績がある
    ように感じましたね。ロボット化がかなり進められて、労働時間
    の効率化が図られている。利益があがるはずで、すべてが好
    循環になっていますね。社内の雰囲気も方針に向けて、結束
    しているように感じました。うちは社員を信頼していると口では
    言ってますが、実際のところ信頼しきれてないんでは?

-たとえばどういうことですか?

縄田 足を引っ張る社員がいれば、どうしてもそこだけに目がいきがち
    です。特に業績が悪いとどうしてもそこに目がいく。その人の良い
    面を見ようとしないんですよね。こうして、すばらしい会社を見て
    触れることはとても大事なことだと感じています。

-具体的に学びにつながったことはありますか?

縄田 後継者に任せるという意味合いがよくわかりました。今、息子に
    社長を譲っていますが、任せきれてません。今回の訪問で、きち
    んと任せるように決心しました。できるだけ、社内にいないように
    しています。(笑)。月初の会議にも出ないようにしました。

-そのほかに気づかれたことはありますか?

縄田 とにかく印象がとてもいいと思いましたね。海外、特に韓国の方
    に対する気遣いがすごいと思いました。

宮崎 塾長は韓国でよく紹介されていますよ。未来工業は海外進出は
    しないとおっしゃっていますが。韓国で注目されている経営者の
    トップ5に塾長は入っています。

縄田 「常に考える」が工場や社内のいたるところに貼りだされていま
    した。常に考えるの文化が定着して、それが差別化に結びつい
    ているんでしょうね。

宮崎 そのあたりは松下幸之助さんに高橋荒太郎さんがいたように
    山田塾長には清水昭八さんがいました。塾長は営業、清水さん
    は商品開発でそれぞれが得意分野を担当し、お互いに口を出さ
    なかったんでしょうね。そこで、既存のものと同じものは一切作ら
    ない。これが差別化、横並びをしない、常に考えるという文化に
    つながったと思います。

-宮崎さんはいかがでしたか?

宮崎 塾長とは今年の4月から会えてなかったし、会えるかどうかもわか
    らないという話でした。どうかなと思いながら本屋によると「常識を
    ひっくり返せばメシの種はいくらでもある」(こう書房)が店先に積み
上げられていました。さっそく購入しました。おもしろくて岐阜に着く
    間に読んでしまいました。今回、塾長にお会いできたのでさっそく
    サインをおねだりしたところ快く応じて下さいました。「小さな倹約
    大きな浪費」と書いていただきました。塾長によると、テレビ局の
    収録の際、サインをおねだりされたときに思いつた言葉だそうです。
    さらに、一言「宮崎くん、もっと学べ」と添えていただきました。これ
    で、世界にひとつだけの本になりました。とにかく、最初はちょっと
    お疲れのようにも見受けられましたが、しゃべり始めると元気にな
    りましたね。

菅原 今回、見学されて新たな気付きはありましたか?

宮崎 はい、出荷用のダンボールにほかの製品の取り扱い方法が書か
    れていたのには驚かされましたね。

内山 うちの場合は提案制度を導入させてもらっています。最初のうちは
    結構、提案がありましたが途中、あまりでなくなった。でも最近、ま
    た新たな提案が出て、さっそく取り入れました。それと、今偽装の
    問題が社会問題になっていますね。さっそく、その問題について、
    みなさんどのように考えますか?と、投げかけましたら、食の問題
    ということもあってか、結構レポートを出してもらいました。なるほど
    と思う内容が結構出されました。私自身がさっそくメモにして活用し
    ています。

-それはすばらしい試みですね。菅原さんからの質問はなにかありますか?

菅原 やはり百聞は一見にしかずですね。ぜひ私も参加したいですね。貞
    池さんは今回いかがでしたか?

貞池 まず、塾長のおもてなしに感動させられました。それと、福田刃物工
    業㈱の福田社長の実践報告も一つ一つよく実践をされているなと感
    心させられました。

宮崎 塾長はまだまだとおっしゃってましたね。

貞池 まあ、実践では沖縄がかなりやっているようですからね。やはり実践を
    しなければ学ぶ意味はありません。それと、阪本課長の話がいいです
    よ。まったくブレてませんね。

話はまだまだ続くが、何にしても未来塾は経営の実践道場、ぜひ、来年10月
は工場見学を実践して、ヒントを持ち帰っていただきたい。

夜はちゃんこ鍋の麦とろで、岐阜未来塾、愛知未来塾、山田塾と合同懇親会。
山田塾長の誕生祝いも兼ねて和やかに行いました。麦とろで出される「未来鍋」
これも差別化とおもてなしの逸品なんです。翌日、塾長にツアーガイドを務めて
いただき、お千代保稲荷を見学し、お昼にはやはりオリジナルの未来定食をご
ちそうになりました。
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 14:04Comments(0)講演・活動報告

2013年10月17日

ふくおか未来塾in岐阜

行ってまいりました!
当日、福岡はあいにくの雨でしたが、岐阜大垣の空は晴天でした。

列車の乗り継ぎを間違え、待ち合わせに遅れましたが無事未来工業着。
さっそく、社員食堂でお昼をごちそうになりました。



食堂に貼りだされている優秀提案カード


食後、さっそく会議室で未来工業紹介のビデオを拝見し、工場見学へ。
ロボット化を徹底的に進め効率化をはかる工場に一同感服する。



社内のいたる所に貼りだされている「常に考える」



ロボット化で効率化が徹底されいる


工場見学の後、岐阜同友会の幹事長の福田様より未来イズムの実践報告。
どれだけモチを与えられるか。



岐阜未来塾の福田幹事の実践報告の様子


未来塾に参加以来、福田幹事長は徹底して未来イズムの実践に取り組み
売上、利益ともに伸ばされてきた。



会社の目的は利益を出すこと、そのためにはいかに社員にモチを与えるか。

ふくおか未来塾塾生による質疑応答の後、山田塾長が総評をされた。
会社は利益を出すためにやっている、その出発点を忘れてはダメ。

そのためのモチを社員にどれだけ配れるか。
福田さんもやってるが、沖縄の佐和田さん、金城さんのモチは量が違う。

実践をしてみてダメならすぐにやめればよい。
いつもに増して声高に指導をいただいた。



プラス思考で実践すること。ダメならすぐに止めれば良い。


終了後はお決まりの未来鍋。
岐阜未来塾より、塾長へ誕生日プレゼントのサプライズで盛り上がる。



岐阜未来塾のみなさんより、塾長へお誕生日のプレゼント


翌日は山田塾長のガイドでお千代保稲荷を参拝する。
そして、川魚料理をメインにした未来定食に舌鼓をうった。

初参加の縄田さんは「学びの多いツアーになった」とさっそく実践を決意。
山田塾長より、来年もぜひ岐阜へとお誘いいただいた。

※参加塾生からのレポートが届き次第、続報を提供します。

★宮崎さんより、レポートが届きました。ふくおか未来塾ホームページの活動
報告を御覧ください。PDFでご覧いただけます。



★縄田さんよりレポートが届きました。

株式会社エム・エス・ピー
代表取締役会長 縄田泰三

テーマ 岐阜未来工業研修レポート

今回の未来工業視察において、これまでは福岡未来塾でDVDや山田塾長
の講義により、創業以来、増収増益を続けている優れた企業とは理解して
いたが、実際に会社を視察する事により、具体的に未来工業経営の真髄が
鮮明になった。


QCサークル活動

印象深かった事は、
1、 製造過程において、ロボットによる自動化が驚異的に進んでおり、生
産能力を高めている事。
2、 広い工場内には、製造に携わる社員が少ないこと
3、 至る所に、「Idea常に考える」のスローガンが掲示し、社員の自発性を
引き出す文化を浸透させている。
4、 現場からの意見を吸い上げ、失敗を問題とせず、継続的に新製品開発
及び商品の差別化を作るための、仕組みが出来上がっている。
5、 取引の有無に関わらず、見学者や来場者に対しオープンで丁寧な対
応をされている。
6、 想像以上に、社員に対する福利厚生や待遇面が充実し、社員の満足
度を高めている。
7、 すべての業務に対する作業の簡素化と節約を徹底して行っている(職
場環境・連絡業務・事務処理・経理業務)


自動化が進む工場内


代表的な商品の展示


また、当日山田塾長及び社員の方には、私ども塾生の為にとても丁重な対応
を頂き、大変感謝しております。
1日目の講義では、塾長が大手術をされた直ぐ後だとは感じられないほど、パ
ワフルで長時間の講義をされ、中小企業経営に対する経営者の使命、経常利
益を上げる為の強いこだわり、そしてこれまで多くの中小企業経営者との関わ
りで感じられたこと、また、創業者と二代目経営者との継承についての問題を
話された内容は、とても印象深かく我が身と重なり強い衝撃を受けた。


いたるところに貼りだされている「常に考える」

翌日は、塾長自らの個性的なガイドによる、日本三大稲荷神社?「お千代保稲
荷神社」の参拝に案内頂き楽しい観光を過ごさせて頂いた、また昼食には川魚
料理までご馳走になり、久し振りの鮎の塩焼きはとても旨かった。


こちらは麦とろの未来鍋。

今回の未来塾参加により実践する事は、
・後継者との関わり方、
・社員の満足度を高めるしくみ創り。
・徹底した経常利益を挙げる事へのこだわり。
・自社商品の差別化の徹底。
・良いと思うことは直ぐに実効、結果はやらねば解らない。

※今回の視察について、関係の方には大変お世話になり有難うございました。


未来工業見学ツアー報告  思考プロセス研究所 宮崎孝三  2013.10.11

2011年、2012年そして今回で3度目の工場見学であった。
工業見学前日博多駅前の書店で山田昭男相談役の新しい著書
「常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある」を見つけた。
早速購入し未来工業に行く道中飛行機や電車の中で一気に読み終え11日山田相談役にお会出来 たので経営のポイントを聴いてみた。
道中時間が限られていたので集中して読めてよく頭にはいった。
やっぱり集中は重要だ!また、幸運にもコメント付きでサインも頂いた。

《未来工業は創業以来48年間赤字なし》
2013年3月決算売上314億営業利益39億前年比42%アップという、この不況の中、考えられない素晴らしい業績だ。
やはり山田イズムは、会社繁栄の源だ。
山田相談役は、体調を壊され最近6ヶ月ぶりにお会いしたが、病み上がりとは思えない様子で講話をして頂き、逆に此方が元気づけられた。
(2ヶ月前8時間にも及ぶ大手術を受け医者もビックリするほどの回復ぶり、なお現在も通院療養中であるがこの元気ぶりに感服!)




質問 宮崎:個人や会社にとって何が大事か?
山田相談役
・個性のないところからは何も生まれてこないということだ。
 一朝一夕に成長することはありあえないのだから、不断の努力が大事だ。
 自分を磨くことが自分を他人より”差別化”することになる。
 知識や能力以上に「知恵」を出すことが重要だ!未来工業は、技術はないが「知恵」
がある。
 この差別化が個人でも企業でも大事なことだ。 下記のダンボール箱もその一例だ。
・あくまでも「プラス思考」で突き進むべきである
 物事を始めるとき「うまく行くかも知れない」また「うまくいかないかも知れない」
と迷う事がある。
 前者はプラス思考、後者はマイナス思考、経営はプラス思考でやらないとうまくいか 
ない。
 未来工業の差別化である、休日日本一、年功序列、報・連・相禁止、70歳定年などす 
べてこの考えでやってきた結果現在の業績になっている。
・小さな倹約 大きな浪費
 無駄な経費たとえば紙一でも徹底的に倹約して行けば大きな経費になる。
 その費用を社員の福祉にあてる。
 社員は喜び「やる気」を出す、するといいアイデアがでていい商品が生まれる。
 会社は儲かる。
 これが山田理論である。日本語で言うとヤマダ・メソッドだ!
 一般の会社は、この小さな無駄をバカにしてあまり考えていないなぁ!



《未来工業は創業以来48年間赤字なし》
2013年3月決算売上314億営業利益39億前年比42%アップという、この不況の中、考えられない素晴らしい業績だ。
やはり山田イズムは、会社繁栄の源だ。
山田相談役は、体調を壊され最近6ヶ月ぶりにお会いしたが、病み上がりとは思えない様子で講話をして頂き、逆に此方が元気づけられた。
(2ヶ月前8時間にも及ぶ大手術を受け医者もビックリするほどの回復ぶり、なお現在も通院療養中であるがこの元気ぶりに感服!)




質問 宮崎:個人や会社にとって何が大事か?
山田相談役
・個性のないところからは何も生まれてこないということだ。
 一朝一夕に成長することはありあえないのだから、不断の努力が大事だ。
 自分を磨くことが自分を他人より”差別化”することになる。
 知識や能力以上に「知恵」を出すことが重要だ!未来工業は、技術はないが「知恵」
がある。
 この差別化が個人でも企業でも大事なことだ。 下記のダンボール箱もその一例だ。
・あくまでも「プラス思考」で突き進むべきである
 物事を始めるとき「うまく行くかも知れない」また「うまくいかないかも知れない」
と迷う事がある。
 前者はプラス思考、後者はマイナス思考、経営はプラス思考でやらないとうまくいか 
ない。
 未来工業の差別化である、休日日本一、年功序列、報・連・相禁止、70歳定年などす 
べてこの考えでやってきた結果現在の業績になっている。
・小さな倹約 大きな浪費
 無駄な経費たとえば紙一でも徹底的に倹約して行けば大きな経費になる。
 その費用を社員の福祉にあてる。
 社員は喜び「やる気」を出す、するといいアイデアがでていい商品が生まれる。
 会社は儲かる。
 これが山田理論である。日本語で言うとヤマダ・メソッドだ!
 一般の会社は、この小さな無駄をバカにしてあまり考えていないなぁ!


《未来工業の差別化》
スライドボックスのダンボール箱   
・カラフルで非常に分り易い   ・外装に他の商品の説明書きがある  
*他商品のPRを兼ねる工場のいたるところに提案による工夫が数おおくされている。




《どんなことでも親身で心に沁みる》
どんな質問・相談にも親切丁寧に応じて頂いて 感謝・感動です!(「やる気」のエキスを貰う)
山田イズム(やってみろ!)を実践しています。
このツアーがきっかけで「やる気セミナー」実施
・2011年滋賀の岩谷産業(研究所)で実施
・2012年名古屋の名城大学で実施
・2013年10月28日 名城大学で白熱受業予定           
             対象200名 90分
山田塾長に報告したら目を細め喜んで頂いた!
セミナー内容:http://www.spk-3.com/


「小さな倹約 大きな浪費」のコメントは、最初講演された時にサインを求められ無意識の中で出た言霊だ。
山田イズムの真髄でいつも考えられて潜在意識に到達するほど意識されている証拠だと思う!


  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 18:03Comments(0)講演・活動報告

2013年09月11日

未来流・よい会社をめざすための工夫

山田塾長は順調に回復されているが、今回も大事を取られ休まれた。

したがって、今回も自習となった。

今回はカンブリア宮殿のDVDを鑑賞。

見る度に新たな発見がある。

これまでスライドボックスのアイデアに目がいってた。

よく考えると1軒の家にこのボックスは70個前後埋められてるらしい。

単純に年間80万戸の新築☓70個☓シェア0.8が売られている計算だ。

創業当初、見えないはずのここに目をつけたのがまずすごい。

大手メーカー独壇場の市場へ、工業規格品に工夫をかけて売り出す。

なんともはや痛快である。

よい会社をめざすためには、確かな着眼点と差別化(工夫)が求められる。

しかも、それが市場に受け入れられ絶対的支持を得なくてはならない。

4人の若者たちがそれを成し遂げた。

ということは、誰にでもチャンスはあるということ。

今回は未来イズムということも考えてみた。

差別化、プラス思考、常に考える・・・

これは山田塾長の哲学である。

小手先では通用しない、ぶれない自分であることが求められる。

塾生同士の熱い議論はとどまることを知らない。

続きは筑紫口の寿久(ひさきゅう)にて。  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 11:43Comments(0)講演・活動報告

2013年08月21日

社員のやる気を引き出す未来式工夫



毎日4時45分に帰る人がやっているつまらない「常識」59の捨て方
山田式「先憂後楽」で仕事も人生も面白くなる!
2013年8月15日 東洋経済新報社より出版されました。実践例により未来イズムをわかりやすく紐解く一冊です。

塾長は順調に復調をされているそうです。
密かに来福を期待しておりましたが、大事を取られ欠席をされました。

前回とまったく同じ60分のDVDを視聴してスタートしました。
未だ実践できてなければ、同じもので十分と思ってのことです。

ところが見終わると、次から次へと感想が飛び出しブレーキをかけるのが大変でした。
今回は岐阜で開催されました未来塾サミットの感想の報告会も合わせて行いました。

岐阜県で開催されました未来塾サミットは岐阜未来塾のお世話で開催されました。
未来塾は現在、沖縄、福岡、岐阜、コープ岐阜、三重、愛知の6ヶ所で開催されています。

まず、未来塾発祥地の沖縄より、沖縄での取り組み、佐和田氏の塾長感などに触れてい

ただきました。次に福岡より貞池が報告しました。ふくおか未来塾のきっかけ、現在の取り

組み、塾長との出会いなどについて触れました。愛知からはホウレンソウコンサルタントで

未来塾主宰者の滝澤氏よりユニークな報告をしていただきました。滝澤氏によると自分との

対談で、出てきたネタが塾長の話のネタに使われているとのことでした。いちばん、身近な

例でいうと、最近「エサ」を「モチ」とおっしゃってモチベーションと洒落ますね。それは滝澤氏

のネタだそうです。よいところはすぐに取り入れる実践哲学者の山田塾長ならではです。

次に岐阜コープの国立氏より報告がありました。コープ未来塾の開講にいたる経過から塾生

の構成、塾生の実践事例まで事細かに報告をしていただきました。その中で印象的だったの

は、塾の進め方等はふくおか未来塾のホームページを参考にしていると触れていただいたこと

です。おしまいに地元の岐阜より福田氏が報告をされました。未来イズムの具体的な実践事

例にただただ感服するばかりでした。25項目にちゃんとチェックを入れ、何%実践されているか

きちんと把握をされていました。あらためて未来イズムは実践哲学だということを認識させられま

した。そして、塾長には全国に熱いファンがたくさんいらっしゃることを感じさせられたサミットとな

りました。次回開催地は福岡でという声も多数聞かされました。


報告会の発言では・・・
・全国から43名も参加があり、人数の多さに驚いた。遠い沖縄から6名も参加されていた。
・生協組織で独自に未来イズムを勉強し、実践されている報告に興味を持った。
・岐阜未来塾の岩田さんの未来イズムの実践報告はすばらしかった。
・いかに山田さんの信望者が多いかが今回のサミットでわかった。
・コープさんがふくおか未来塾のホームページを参考にされているという報告があった。
・突然、最後の締めのあいさつをさせられたが、あいさつをしながら胸が熱くなった。

・・・・話が盛り上がりメモが追いつかない状態でした。
最後に今回サミットに参加できなかった菅原さんが「百聞は一見にしかず。」と締められました。

最後に本題の「社員のやる気を引き出す工夫」についても少し議論をしました。
内山さんはお盆期間中も社員が出勤しているので、陣中見舞いに差し入れをもって会社に行ったそうです。

社内のIT化の取り組みも少しでも社員がやる気を出せるようにと投資をしたが費用対効果が見えなくなる。
この辺はよく考えたほうがよいと感じた。塾長がなぜ会社で携帯禁止をしているかその理由がDVDの中で
わかったが、時代に流されていては利益は出せないと感じているという発言もあった。

塾長不在の自習でしたが、2時間30分の時間があっという間に過ぎてしまいました。


  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 11:56Comments(0)講演・活動報告

2013年07月24日

シェアを取るための戦略を工夫する

今回も塾長は療養中のため参加されませんでした。
あらかじめ準備をしていたDVDを90分ほど見てディスカッションをしました。

DVDの内容は未来工業が実際に実施されている禁止事項についてです。
これはすでに有名なので、あえて書くまでもありませんが復讐のため。

報連相禁止、残業禁止、ノルマ禁止、別の意味で携帯禁止など
これらは社員のいかにやる気にさせるかが背景にあります。

では、実際社員をやる気にさせてる取り組みについてはどうか。
日本一の年間休日、日本で一番短い労働時間、5年に1度全社員で行く海外旅行。

出すだけで500円もらえる提案制度、70歳定年制度、しかも賃金が下がらない。
育休期間3年取得可能など、これまでも未来イズムで掲げてきた。

もう何度となく聞かされている内容だ。
塾長の話を聞くと、必ず次のような反応がある。

「餌(モチベーション)に慣れてあたりまえになる」
「追い込み魚のようにどんどん与え続けなければならない。」
「利益が出せる仕組みが必要だ」
「休みが長いと稼働率が下がる」
「未来工業はロボットが仕事をしている」
「利益を上げきる社員はやはり仕事を工夫している」
「やはりお客を喜ばせるには、社員に餌は必要だ」
・・・・・・・

なかなかシェアを取るための戦略にたどり着かない。
未来イズムは山田塾長の経営哲学だ。

差別化、そのための創意工夫、それを実践するために常に考える。
塾長ご自身は私生活におかれても常に実践をされている。

未来イズムは実践哲学だ。
そんなことを確認をした未来塾となった。

ある塾生は7月に新年度を迎え経営方針発表会でこう発言したそうだ。
今年は利益を必ず出す。したがって昇給も行う、賞与も出すと先に決めた。

するとさっそく7月から予算をオーバーする成果が出たそうだ。
働く人たちに必要なのは夢や希望でもある。  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 10:55Comments(0)講演・活動報告

2013年06月11日

会社を発展させる「常に考える」工夫

第4期、第1回のふくおか未来塾は塾長不在のスタートとなりました。
DVD教材を準備していましたが会場の都合で利用ができませんでした。

「常に考える」をテーマにした取材記事にひと通り目を通し、実践で何ができるか
それぞれに考えてもらいました。

差別化をする、横並びをしない、そのためには「常に考える」
商品を使って下さるお客様に感動をしてもらうには…

社員を感動させる。
社員を感動させるために「常に考える」

そのためには常識にとらわれていてはダメ。
97%の赤字会社の反対をやってみる。

未来工業はこうして4人で創業をし、現在にいたっている。
すべてはお客様の感動のために。

昨日は答えを出す時間は作らなかったが未来塾生としてしっかり考え実践をしたい。
塾長はふだんから「常に考える」訓練をみずからされている。

会社では提案制度、QCサークルの取り組みなどで常に考える社風を醸成している。
報連相禁止、残業禁止、ノルマ禁止etcこれらも社員が「常に考える」工夫のひとつだ。

  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 12:15Comments(0)講演・活動報告

2013年05月14日

5月13日の未来塾は塾生による自習となりました。

山田塾長が体調不良のため、急きょ塾生による自習に切り替えた。

1、岐阜未来塾レポート ㈱アドイシグロ 石黒ちとせさん

岐阜未来塾は同友会会員を対象にした経営勉強会。岐阜同友会の事務局で開催されている。
当日は年度初めの会ということもあって、メンバーの自己紹介から始まった。

その後さっそく3名の方より未来イズム(社員のやる気と差別化)の実践報告があった。
石黒さんも福岡で報告をした内容をベースに一部焼き直しをして報告をした。

岐阜同友会では未来イズムを実践されて、「よい会社」へ成長されている会社が多いらしい。
岐阜未来塾 幹事長の福田克則さんの会社はよく未来イズムが実践されているそうだ。

石黒さんは提案制度を導入したがなかなか社員の活用がない、どうすべきか?
社員に任せてみる、あるいは実践されたものを評価するなど一工夫が必要。

未来イズムでは「常に考える」手段の一つとして提案制度を取り上げている。
目的をよく考えた上で、社員を巻き込み自社なりの提案制度を再度考えてみる。

限られた時間での意見交換だったようだ。
とにかく、岐阜は未来イズムを自社に取り入れているとの事だった。

また、必ず塾の前に「自社の取り組み」「取り組もうとしていること」を事前レポートするそうだ。
福岡でも検討をしたい内容だった。

その後、未来イズムに関連したことを石黒さんの報告に基づいて意見交換を行った。
中でも石倉一の経営計画書の考えと塾長の考えは異なるのか、あらたな疑問として挙げられた。

2、第4期の運営について
・ふくおか未来塾でも未来イズムの実践事例を中心に進めることを確認した。
・塾長には質問形式でできるだけ具体的に答えていただくようにする。
・塾長の創業時の苦労や経験をもっと語っていただく。
※その他、第4期の年会費、参加費、公開講座などについて意見交換を行った。  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 11:12Comments(0)お知らせ

2013年04月17日

プラス思考が変革を生む



日 時:平成25年4月8日(月)18:30~21:00
場 所:アサコビル 5階会議室

【塾長講和】テーマ:プラス思考が変革を生む  山田昭男塾長

いつも言うが「商売は金儲け」である。
その理由は①社員に高い給料を支払い豊かな生活を送ってもらうためだ。
もう一つは②税金をいっぱい払って社会貢献することだ。

日本人は発明しないけれど腕がいい。腕はいいが発明ができない。
背広はイギリスで生まれた。
セビルロー(Sevile Row:ロンドンの町の名前)に由来している。
腕のいい日本人はすぐに作っていい背広ができている。
イギリスでは中に着ているカッタ―シャツの襟が汚れるので襟をはずして洗濯している。
日本では運動ウェアのM社が、はずすのが面倒臭いとくっつけた。
これは不合理だった。
戦後「女と靴下は強くなった」と言われた。
ポリエステル樹脂の糸のおかげである。
イタリアで発明された。日本は特許料を支払っていいモノをつくっている。
イタリアは日本より人口が少ない。
人口の多い日本は発明ができない。

‘45年日本は戦争に負けた。焼け野原になってしまった。
復興して‘68に経済が世界第2位になった。今は中国に抜かれて第3位だ。
今政府は子ども手当や学費を払っている。
少子高齢化と言う。6年間人口が減っている。
働く人がいない、老人の面倒をみる人がいないと言う。
その昔、日本人はメシが食えないからと言って海外に移民していた。
戦後人口は7000万、現在1億2800万人。
領土が狭い上に人口が増えてどうやってメシを食っていくのか。
さらに子ども手当と言っている。

戦後、兵隊だった男が帰ってきて結婚し子どもが増え人口が増えた。
衣食住に金を使うようになり経済は発展した。
しかし日本は農耕民族だからヨコ並びが好きで「いいモノを安く」売った。
過当競争になった。
これでは食っていけない。
そのために『差別化』が必要だ。
これが未来イズムのテーマだ。
『常に考える』ことが必要だ。

誰もがリーマンショックと言っていた。
‘08年8月アメリカのサブプライムローンの事件に由来している。
アメリカ人は金が入るとすぐ使うが、突然家の価格が下がりバブルが弾けた。
アメリカは銀行に金を出したが株屋には金を出さなかったのでリーマンが倒産した。
では日本では誰が引っかかったのか。
『考える』人間にならないといけない。

日本は‘85からバブルになり、’91弾けた。
平成不況になったと言う。
しかしGDPは500兆円ある。それで足りないのか。
一番売っているトヨタですら、26兆円である。
500兆円で足りない業界があるのか。
それは会社が考えていないだけだ。
孫子の兵法、「敵を知り己を知らば百戦危うからず」である。
己を知ることだ。
リーマンのせいではない、自分のせいだ。能力がないのだ。
取ればいいだけだ。

ウーロン茶がある。
このネーミングを考えたヤツは偉い。
緑茶を半発酵させた。全発酵なら紅茶だ。半発酵だから番茶と同じだ。
番茶なら飲まないが、ウーロン茶なら飲む。
脂肪分を抜くという。
中国へ行ったとき、ウーロン茶を飲むか調べたが誰も飲んでいなかった。
ウーロン茶が脂肪を抜くといって売ることを考えたのは偉い。

Q:未来工業では家が建たなくなって売り方を変えたのか。
A:考え方の問題だ。
‘73年に住宅着工件数は史上最高の195万戸あった。
バブルがはじけて110万戸になった。今や80万戸を割ったという。
それで足りないのか。取ればいいのだ。
どうやったら売れるのか工夫が足りない。需要はある。
これが差別化だ。
それぞれの業界で工夫の仕方があるはずだ。
未来工業の製品はすべてに工夫がある。だからライバル社より高くても売れる。
違う工夫をする。差別化だ。
消費税が10%になれば駆け込み需要が出るだろう。
家や車は売れるだろう。

Q:「改正しましたか 就業規則(中小企業家同友会全国協議会発刊)」の中で未来工業の就業規則について書かれていますが。
A:未来工業は年功序列と勤続連数である。
問題はボーナスである。
人間が人間を正しく評価できるはずがない。
お歳暮をもらえば情に流される。虫が好かんと言う場合もあるだろう。
経済が世界第2位になったころは全員が正社員だった。成果主義もなかった。
いいモノを作ったから売れた。リコールもなかった。
しかし今は正社員が少なく、そのためモラルが下がり、リコールが増えている。
中国はどうしたらお客が喜ぶかを考えている。

Q:未来工業には「結婚祝い金」と言うのがあるそうですが
A:260名の社員を採用した年があった。
同じ時期に結婚すると、同期や上司を結婚式に呼ぶ。
呼ばれた方はお祝に3万円包むから結構な負担になる。
そこでMAX6万円として呼ばれた社員に補助を出す。
2人なら3万ずつ、10人なら6000円ずつだ。
会社でこういう約束事を決めれば呼ばなくなるし、呼ばなくても失礼でなくなる。
そのほかに資格を取ったら手当を出している。


―了―
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 11:27Comments(0)講演・活動報告

2013年03月25日

こんな時代にチャンスをつかむ工夫

第3期第10回ふくおか未来塾 報告
日 時:平成25年3月11日(月)18:30~21:00
場 所:アサコビル 5階会議室

冒頭、塾生の小山さんより報告があった。
この度、金沢工業大学の卒業が決まったこと及び未来工業に就職が内定したとのこと。
小山さんは平成24年6月よりふくおか未来塾に参加。毎月遠路金沢から通う。
そしてその熱意で塾長の心を射抜き、念願かなって内定を取り付けた。
まさに『未来イズム』の実践であった。
塾生一同よりお祝いの拍手喝采であった。


【塾長講和】テーマ:こんな時代にチャンスをつかむ工夫  山田塾長


話に熱が入る山田塾長

1965年未来工業は4人で創業した。
現在では北海道から沖縄まで網羅している。
中小企業は地元(近所)でボチボチやっているのが多い。
会社を大きくしたくないという人がいた。
大きくできる能力があるのかと聞いてやった。
己を知らなさ過ぎる。次から出てこなくなった。
いつもいうが「敵を知り、己を知らば、百戦危うからずや」だ。
会社の目的は設けることだ。
儲けて、いい給料を払っていい暮らしをしてもらうことだ。

未来工業にはノルマがない。
いくら売っても、いくら売らなくても給料は一緒である。
しかし給料は儲けの分け前であると社員に言っている。
一定の量を売らなければ給料(分け前)がもらえないと思うだろう。
営業の心の糧として、人口比で指数を表している。
未来工業は全国展開しているので、事業所ごと、担当の都道府県で売上比率を分析している。
例えば福岡県は人口500万人だから、日本の4%にあたる。
だから売上は全社の4%なら評価点は100点である。
これだけ売らなければ恥である。
すると社員から「金持ちの県と貧乏の県はどうなるのか」と質問が来た。
未来工業の商品は建築資材であるから住宅の建つ数に比例するだろう。
そこで住宅着工件数を都道府県ごとに調べたら、人口比とぴったり合った。
社員はグーの音も出なかった。

沖縄は日本の人口の1%である。
売上は全社の3%、評価点は285点である(かなり優秀)。
82年から私(山田塾長)が営業開始した。
ちょうど沖縄復帰10年目の日だった。
電器の問屋に行ったら「何を売るんですか」と聞かれた。
(当時でもそこそこのシェアはあったので)そんなこと言われたのは初めてだった。
そこで売りに売りまくった。社長はカリスマでなければならない。
99年まで営業してこの成績になった。
この数値はノルマではない。飽くまでメドだ。自分の立ち位置を知るためだ。

45年戦争に負けた国(日本)が、68年には勝った国を追い抜いて世界第2位の経済国になった。GDPは500兆円である。
日本人は腕がいい。焼け野原と化した日本は作れば何でも売れた。
「売れ売れ」と売上だけを追求した。
利益を度外視して売上ばかり追求した。大事なのは利益だ。
昔は売れば儲けは付いてきた。
1ドルは360円だったが、今は変動する。
売るほうにばかり頭がいっている。
会社で壁に張り出している棒グラフは売上の表だ。利益のグラフではない。
儲けが大事だ。

未来工業では粗利の指数もある。
売上120点、利益65点なら安売りしている証拠だ。
福岡県は人口4%、売上5%、粗利5%・・・合格だ。
これを見たら、自分がうれしいと思うだろう。
自分の立ち位置を知らせるために作った。


熱心に質問を投げかける宮崎さん

Q:営業のコツは?
一生懸命歩くことだ(足で稼げ)。
そして得意先の担当と、「おい、お前」(と言えるくらい仲のいい)関係になることだ。
かしこまって営業するのではなく、親しくなることだ。

阪神大震災の時はエリアのお得意先の半年分のお買い上げ金額を返した。
それを大手新聞が取り上げた。
大手の電器メーカーが(未来工業と比較されて)泣いた。
お得意先は「今後は未来工業製品を買います」と言っていたが、喉元過ぎると・・・(笑)。
東日本大震災の時は、違う貢献をした。
(5年に一度の海外社員旅行で)エジプトに行く予定だったが内紛でいけなくなった。
キャンセル料払ってもまだ1億円あった。
シンガポールに行こうとしたら、今回の大地震だ。
岩手支店・茨城工場に被害が出た。
被災した社員がいるので旅行は取りやめて、その1億円は寄付をした。

売上ではなく利益を頑張るべきだ。
売上主義だと安売りに走ってしまう。
利益で給料は出るのだ。
社員を管理するのは減点主義になってしまう。
悪いところばかり目につくようになってしまう。

次回の未来塾に(忘れなければ)月次決算のネタを持ってくる。
月次決算書にはすべての経費が出ている。
売上が前年比3%アップで、経費が前年比3%以上アップしていたら文句を言われる。
これが利益を出すコツである。
3%を超えたらいけないのである。
3%以内にするために徹底的に議論する。

Q:就業規則はどうしていますか?
「改正していますか 就業規則」という本が同友会から出ている。
これは未来工業がお手本である。

Q:売上・利益を確保するにはどうしたらいいか。
日本のGDPは500兆円ある。
日本で675万社あって、一番はトヨタで、それでも26兆円だ。
リーマンショックというけれど、それでも475兆円だった。
需要はある。
リーマンショックというけれど、誰が引っ掛かったのか。
自分がバカだから売れないのだ。
花屋でも3兆円の市場だ。売れた実績だ。
どの業界が売る相手がいないのか。
景気は悪くない、ウチはダメというのはあるけれど。
73年には、神武天皇の時代から考えても史上最高の195万戸の新築着工があった。
失われた10年で110万戸になった。半分だ。
しかし110万戸で足りないのか(110万戸全部に自社商品が売れたのか)。
そんなことはない。
今80万戸になった。足りないのか。そんなことはない。
伸びないのはバカだからだ。
どうやって売ろうか・・・それを考えるのが未来イズムだ。
供給が需要より多いということはありえない。需要はある。
ウチが売れないということはある。

私がよく行くうどん屋がある。
社長に会った時に、コシの強いうどんにしてくれと言ったら、「お客様の希望なら、そうさせます」と言っていた。
次回その店に行って「コシの強いうどんにしてくれ」と言ったら店長が出てきて「マニュアルにないことをやったら、私はクビになります」と言っていた。
結局社員は自分のことばかり考えている。
いかにお客様に喜ばれるかが大事だ。

Q:臆病な経営者にどのように言えばいいか。
日本人はヨコ並びが好きだ。
村八分を怖がる。
いいものを安く売るとみんなヨコ並びして過当競争し儲かっていない。
冒険するくらいの気構えが必要だ。
それを差別化という。
やってみて、ダメならやめればいい。
残業を増やすより、人員を増やせ。
それで売り上げが減ったら、営業を増やせ。
みんな人件費ばかり考えて怖がっている。

ドロボーが入るからと言って守衛を置けば、年間750万円かかる。
ドロボーに入られる被害額とどちらが高いのか。
コストが上がれば利益は下がる。
こんな簡単な算数がわからない経営者が多い。


終了後の懇親会でも塾長の熱弁は続く

―了―
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 10:27Comments(0)講演・活動報告

2013年02月19日

第3期 第9回ふくおか未来塾


ひさびさに塾長登場!

今回の塾生による実践報告は合同会社思考プロセス研究所 所長の宮崎孝三氏でした。
宮崎さんは大手家電メーカー出身で、在社当時より未来工業のスイッチボックスを研究していたとのこと。

宮崎さんの経営哲学は既成概念を打ち破ることにあり、実践学として割り箸切りを伝導している。
未来イズムで言う既成概念を持たない、仕事の見える化を事業の柱にして取り組んでおられる。

ふくおか未来塾での学びを実践的に活用をされている報告内容だった。

これを受けてひさびさに塾長の講義がはじまった。
だいたい中小企業の社長たちはやってもないことを創造して、寝言を言っている。

なんでも固定概念を持たないこと。
孫子の兵法に「敵を知る 己を知る 百戦危うからずね」というのがある。

敵を知らない、ましてや自分も知らない中小企業の経営者たち。
例えば、他社のカタログ一つ自社にそろえていない。

これでは自分の立ち位置がわからんだろう。
まず、敵のことを知ろうではないか。

週休2日にするとお客は逃げるかもしれない、逃げないかもしれない。
だったらプラス思考で逃げないと考えようではないか。

週休2日にしたら社員が喜ぶであろう。
喜んだらやる気を起こすかもしれない。

経営はプラス思考でやる、やってダメならすぐに辞める。
そのルールを決めておきさえすればよい。

そして常に考える癖をつけ時代に流されないようにすること。
金儲けをするためには人真似はしない。

「小さな倹約 大きな浪費」

いいものを安くでは金儲けにはならない。
ある経営者団体では、会社の目的は「社会に役立ちたい」とと言っている。

いいものを安くすると過当競争が始まる。
日本人の人件費は世界一高い。

電気代は韓国の3倍、サムソンには勝てない。
TPPをやらないと日本は負けてしまう。

ガソリン代も高い。
韓国も中国も性能がよくなった。

こうなるとコストを下げるしかないではないか。
そこで未来工業では人事部、購買部を置かない。

電器を消すことで倹約を身につけている。
こうして小さな倹約でももチリも積もればコスト削減につながる。

こうして得た利益を社員に還元をするとまた社員に喜んでもらえる。
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 14:28Comments(0)講演・活動報告

2013年01月17日

第3期第8回ふくおか未来塾は自習となりました。

第8回未来塾は公開講座としておりましたが、山田塾長のフライトに手違いがあり
急遽、公開講座を中止とし、塾生による自習とさせていただきました。

自習はビデオによる講座を60分見た後に各社の未来イズムの取り組みについて
発表をしました。じょじょにですが、みなさん具体的に取り組んでいるようです。

本日の進行を担当予定の宮﨑さんより、岐阜みらい塾のネタを一つ紹介していた
だきました。それは年末に山田塾長の自宅で開催された講話の一コマでした。

「先優後楽」と書かれ、一般的には経営者は「会社をベース」に考えがち、それを
「社員をベース」に方針を考える。時間も経費もかかる。がしかし、それが本当の
経営だと。会社の都合では、社員もお客様も信頼してついてはきませんね。

今回も東京、金沢、熊本の遠方より参加をいただき11名でしっかり内容を深め、
実りある塾となりました。塾の終了後は繁盛店の寿久にて新年会で締めくくりました。

  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 09:40Comments(0)

2012年12月18日

第3期 第6回、第7回ふくおか未来塾



第6回、第7回ふくおか未来塾は塾生による自習となりました。
11月13日(火)は塾長が珍しく風邪を召され大事をとって休んでいただきました。

翌日14日(水)にはアビリティ・キューが開催しました講演会に元気な御姿で来福
され、ホッとしました。それにしても驚異的な回復力です。

12月11日(火)は岐阜地方が大雪に見舞われ交通機関が動かなかったためです。
塾長不在にも関わらず塾生達は遠くは長野、石川、東京、熊本から駆けつけました。

11月、12月ともビデオ講座を行い、未来イズムについて意見交換を行いました。
また、12月は課題の25項目を各自チェックを行い発表をしました。

それでは、11月に初参加、12月にも続けて参加したにも関わらず未だ塾長に会え
ない縄田さんの参加感想文を紹介します。

未来塾に
私はまだ2回しか参加していないので
今までの経緯がよく解かりませんが
皆さん気さくで
とても良い方々が参加されているのは
貞池さんと山田塾長の人柄だと感じています。

私は山田塾長とまだお会いしていませんが
写真ではとても柔和な印象を受けますが
現在の素晴らしい「未来工業」を完成された裏には、
並みの経営者には分からない
厳しさや葛藤が数多く有ったのでは、と思いますが
多分それを楽しんでいたのではないかと、
私は勝手に想像しています。

また、皆さんがとても熱く話されている事を聞いて
益々、山田塾長にお会いするのを楽しみにしております

1月15日の「ふくおか未来塾」参加を楽しみにしております。

今後とも宜しくお願いします。

㈱エム・エス・ピー
縄田 泰三


おはようございます。
金沢工業大学工学部情報通信工学科4年の小山佳祐と申します。

今回で塾への参加は6回目となります。

初めて参加した6月の塾では、大変緊張していましたが、貞池塾頭をはじめ塾生の皆
様のおかげでこれまで、参加することができており深く感謝申し上げます。

12月の塾ですが、山田塾長が大雪の影響でいらっしゃいませんでしたが、塾生の視点
で「未来イズム」を分析し、意見の交換を活発にすることができました。

塾のあとは忘年会でした。

忘年会ということもあり、ついお酒を飲みすぎてしまいましたが、おいしい料理とともに楽
しい時間を過ごせました。また、塾の時間に加え、「未来イズム」等について塾生の皆様
の考えが交わされ、白熱した忘年会となりました。
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 15:53Comments(0)講演・活動報告

2012年11月27日

ふくおか未来塾in岐阜 10.19~20

ふくおか未来塾
「未来工業㈱見学&岐阜ツアー」
2012.10.19fri - 20sat
感想レポート
㈱アドイシグロ 
石黒ちとせ


さわやかな秋晴れの中、ふくおか未来塾の岐阜ツアーが行われました。
初日は、未来工業本社にて、社員食堂でランチをいただき、総務課長阪
本さんのご案内による工場見学・会社説明を受け、そして未来工業の空
気を吸いながら塾長講話をじっくり勉強した後、夜は「麦とろ」で未来鍋を
囲み楽しいひと時を過ごしました。二日目は、塾長ガイドによる岐阜堪能
ツアーで、岐阜を満喫しました。


10月19日(金)
<未来工業到着>
12時過ぎに各メンバー未来工業に到着しました。入口には守衛さんの
いない守衛室がありました。「泥棒に入られてはいけない」という法律は
なし!と、まずは指差し確認。守衛さんのお給料と泥棒に入られた被害
額、警備保障費用と泥棒に入られた被害額、経営者たるもの、固定概
念にとらわれない算数力は必要である。と塾長の本にも書いてありまし
た。

<社員食堂にてランチ>
広い社員食堂で未来工業の社員さん達と一緒にお昼をいただきました。
岐阜は名古屋圏なので、ちょっと塩味が濃い目でした。社員さん達は、
私服姿で寛いでいたので、何か、大学の学食にいるような居心地でし
た。食堂の各壁には、提案制度の優秀作品をはじめ、いろいろな掲示
物があり、食後のひと時、未来工業の社員さん達の一工夫、二工夫を
見て回り勉強いたしました。下の写真は、自社に戻ったら社員に紹介し
てみようと思い写した「従業員親睦会規約」です。同様のことは就業規
則内に付記し弊社でも行っていますが、社員主導ではありません。未来
工業社員親睦規約を見て、自主的に規約をつくり役員をたててルール
作りや運営をするのは、考える力になると思いました。


<みらいせんべい&粗品のマジック>
会議室に入り、席につくと、恒例の「みらいせんべい」と「電工用マジッ
ク」がテーブルに置いてありました。この電工用マジックは、マジックの
先を工具で挟み引っ張り出してカットして又使えるという優れものです。
電工さんは壁の裏や屋根の裏など、埃の多い場所にマジックで印をつ
けるため、マジックのインクが無くなって書けなくなるのではなく、マジ
ックの先端にゴミがたまって書けなくなるため、先端をカットして使える
このマジックはとても魅力的です。ウチの社員にもお土産に持って帰り
羨ましがらせようと思いました。みらいせんべいは味噌味でものすごく
歯ごたえがありおやつにピッタリでした。


<工場見学&会社説明>
工場見学、まずは商品展示室から見学をしました。岐阜労働局長から
の「ゆとり創造賞」や、岐阜県が主体となり戦国時代の偉人古田織部
の創造的発想を現代によみがえらせるコンセプトで創造的事業に尽力
した人物や企業を顕彰する「織部賞」の第一回受賞トロフィ(のようなも
の?)や、特許・実用新案・意匠の数々、意匠の件数2008年実績も展
示されていましたが、7位の本田技研と9位のソニーに挟まれ、未来工
業は堂々の8位でした。商品ラインナップを見せていただきながら、一部
商品の説明をお聞きしましたが、全てに一味違う商品名がつけられてい
ました。売り歩く営業部が商品名をつけるようです。


<筋トレルーム>
工場の一角になぜか筋トレルームがあり、貞池塾頭が羨ましそうに眺め
ていたのが印象的でした。

<QCサークル>
休憩室の壁には所狭しとQCサークルの進捗チェック表が貼りだされてい
ました。

<常に考える看板>
工場内、そして事務所の廊下には、「常に考える」の看板が予想以上に
沢山あり、通常の工場だと「安全第一」と貼ってあるだろうと思われるシャ
ッター上の目立つ場所にも、大きな一文字ずつのプレートで「常」「に」「考」
「え」「る」が貼りだされていました。徹底しています!洗脳活動も重要か
もしれません。

<賞与の5ランク評価>
工場見学を一周終えて、会議室にて総務課長の阪本さんに質疑応答の
時間を設けていただきました。長野から一緒に参加した社労士の荒川さ
んが一番印象に残ったと語っていた未来工業の賞与の評価制度をレポ
ートしておきます。完全年功序列で人が人を評価しない未来工業ですが、
賞与は5ランク評価を採用しているとのこと。1ランク毎の評価の差は0.
025ヶ月。例えば、平均値の「評価3」の人の賞与が2.8ヶ月ならば、「評
価1」の人は2.75ヶ月で、「評価5」の人は2.85ヶ月、30万円のお給
料をもらう人の場合で計算すると、最低ランクと最高ランクの賞与の差はた
った3万円。どのように評価を決めるのですか?と尋ねると「上司の気分だ
ろうな。」と阪本課長。

<阪本総務課長>
工場見学中、会社説明中、質疑応答中、阪本さんの「阪本節」が炸裂でし
た。未来工業の社員の皆さんの考え方として、「自分で絵を描こう、自分で
線路を引こう、自分が働かんたら会社が駄目になる、会社にしがみつくなら
考えよう、いい会社は自分が作ろう・・・」阪本課長の阪本節を聞いていると、
何か心地よい滝に打たれているようで、ずっと聞き続けたいと思ったのは私
だけではないはずです。私は、今回が2回目の未来工業見学ですが、以前
に案内役をしてくださった社員の方も、阪本さん同様、まるで自分が創業者
のように、未来工業の会社自慢を滔々と話していました。
山田塾長も真っ青でしょう。でも、もし、自分の会社の社員がこんな風に自
社の説明をしていたら、経営者冥利に尽きます。羨ましい限りです。

<塾長講話>
ホームグランドでいつもより風景に馴染んでいる塾長が登場しました。今回
の授業で印象に残ったフレーズを3つレポートしておきます。
① 未来工業は年間に新しい製品が400以上でる。1日に2個ペース。
    ・・・すご過ぎます。
② 会社にとって痛くも痒くもないことはドンドン社員に与えろ。社員の足
    を引っ張るな!
③ 全社の30%は営業を置け。
心に刻んでおきたいと思います。

<未来鍋>
初日の締めは、塾長一押しの「麦とろ」の未来鍋です。岐阜未来塾の皆さん
や塾長の演劇仲間の方も集まり、皆で未来鍋を囲み、美味しく楽しいひと時
を過ごしました。塾長の鍋奉行ぶりはなかなかでした。


こうして、岐阜の夜は更けてゆきました。

2日目へつづく。

10月20日(土)
ふくおか未来塾IN岐阜の二日目は、山田塾長のオリジナル岐阜ツアーです。
沖縄の墓巡りに続き、岐阜は「ミイラ」見学がメインと聞き、皆楽しみにしてい
ました。

<ミイラ>
まずは、ミイラ見学です。舎利堂にミイラが安置されている両界山横蔵寺は、
山門・三重塔・本堂などが建ち並び、マイナスイオンが感じられるような気持
ちの良い、立派なお寺でしたが、私達以外に観光客もなく、岐阜県は長野県
以上に観光下手なのではないかと少々疑問に思いました。その立派なお寺
は通り過ぎ舎利堂へ向かいました。舎利堂のチケット売りの女性が「ミイラ様」
について涙ながらにその生涯を語ってくれました。毎回泣き語りをされている
ようでした。素晴らしいプロ意識です。

<小山君>
金沢から夜行バスに乗りインターネットカフェに泊まって「ふくおか未来塾」に参
加している小山君ですが、今回は未来工業本社工場見学ということで、リクル
ートスーツで参戦です。履歴書を提出した模様ですが・・・。


<勘考所>
「勘考する」と言う言葉を初めて聞きました。最初は塾長の「観光」とからめたダ
ジャレかと思いましたが、谷汲の駐車場のトイレに「勘考所」という看板を見つけ、
全員ダジャレではなかったのか、と気づきました。岐阜県では普通に使われてい
る言葉のようです。「常に考える!」の土壌が岐阜県には元々あるのかもしれま
せん。ちなみに「勘考する」を岐阜の方言かと思っていましたが、広辞苑に載って
いました。

<バスガイド>
毎度お馴染みの塾長のバスガイドですが、お寺参りの前の精進落としの解説一
つにおいても、地理的なアプローチ、歴史的な背景、合法非合法などの法律知
識、そして下ネタ、ダジャレを織り交ぜ非常に立体的です。情報の捉え方、人へ
の伝え方、楽しませ方など、美しい女性でないことを除けば、超一流のバスガイ
ドさんです。間違えました、上場企業の創業者でした。

<お昼>
谷汲華厳寺にお参りをする前に、味噌田楽屋さんでお昼を食べました。山田塾長
にご馳走になりました。

<谷汲華厳寺>
ここも、1日たっぷり楽しめそうなお寺でした。お戒壇巡りもしてきました。


<車中その壱>
マイクロバスでは、山田塾長の隣席をGETし、ゆっくりお話しを聞くことができま
した。今回のツアーで一番印象にのこっているお話しを1つレポートいたします。
⇒ リストラのお話です。ソニーやシャープは売り上げが減るとリストラしてしまう
が、松下は生産現場の人間を営業所に送り込んで営業させた。「品物は在庫
でいっぱいあって作らなくていいのだから売って来い!」と。「そうかぁ、簡単な
ことなのに、それは思いつきませんでした!」と感動していたら、「松下が他の
会社の真似をしたら“マネ下と呼ぶが、こっちが真似する時は“応用”と呼ぶのだ
ドンドン“応用”しろ。」だそうです。それから「差別化しろと言っているが、真似し
ちゃいけない、とは一言も言っていない。」ともおっしゃっていました。ドンドン応
用いたしましょう!

<車中その弐>
もう一つ重要なお話しがありました。
⇒ 有名なお菓子屋の賞味期限改ざんも、某割烹の食材使い回しも、売上
100億を超えるころに起きているとのこと。「不思議だなあ」と塾長。我々も
未来イズムを実践して商売繁盛して売上が100億を超えてしまうかもしれま
せん。皆さん、その時は十分注意いたしましょう!?

<岐阜大仏殿>
日本三大仏の一つ。山田塾長は「ハリボテの大仏」と呼びますが、とても立
派な大仏様です。黄檗宗金鳳山正法寺に人知れず建立されていました。な
ぜ有名じゃないのでしょうか?岐阜には不思議がいっぱいです。

<旅の終わり>
ミイラを見て、味噌田楽ランチを食べ、お寺を巡り、大仏を見学、丸1日岐阜を
満喫し終えて、岐阜羽島駅へ送っていただきました。偉大なる経営者に学ぶ
経営塾のはずでが、何か楽しい家族旅行を終えて、親戚に見送られているよ
うな気分になりました。楽しい二日間でした。

最後に、会社説明および工場見学のご案内をしてくださった阪本課長様、未
来工業の皆様、岐阜ツアーに1日お付き合いいただきました皆様、そして、お
休みの無いご多忙の中、我々ふくおか未来塾のために2日間ご案内くださっ
た山田塾長へ改めまして感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございま
した!

以上でレポートを終わります。
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 16:37Comments(0)講演・活動報告

2012年09月19日

第3期 第4回ふくおか未来塾 報告

日時:2012年9月11日(火)18:30~21:00
場所:博多区博多駅東1-11-5 アサコビル10階5号室

テーマ 未来流・よい会社をめざすための工夫

今回は塾長より出された宿題を塾生より報告の上、塾がスタートした。

司会進行は石川県から参加の小山氏が担当した。

以下、菅原氏のレポートより



【塾長講話】
「平等主義か成果主義か」

狩猟民族と農耕民族がいる。
狩猟民族は獲物がいなくなれば移動する。
農耕民族はその地にとどまりなんでも自分でやるという特性がある。
アメリカ(狩猟民族)の石油会社の話。
メーターに異変がないか見る人がいる。
具合が悪くなると現場に知らせる係がいる。
それを紙に書く役目がいる。
その紙を補給する係がいる。
契約社会だから契約以外のことはやらない。



日本(農耕民族)はこんなことは一人でやる。
イギリス(狩猟民族)の豪華客船クィーン・エリザベス号に乗った時のこと。
食堂にウェイターがいたので、「水をくれ」と頼んだら拒否された。
聞けば「ワイン係」だった。
日本人なら一人でやるだろう。
何でもやる日本人に差をつけていいのか。

よく、走ったらニンジンやるよと言う。
私は言う、やるから走れと。
日本人には儒教の遺伝子がある。
馬じゃないんだから、走ればやるというのはおかしい。
誰にでも平等であるべきだ。

これが中国人なら違うかもしれない。
もらっても走るかどうかはわからない。
なんで走らなければいけないのかと言うだろう。
日本の企業が中国に進出している。
日本人の月給は30万円、北京は3万円、田舎に行けば3千円。
人件費が日本の100分の1だ。
そこで作った商品を日本人は安く売った。
日本人は「いいものを安く」と過当競争する。
普通に売れば利益が確保できるものを。
アパレルメーカーが中国に進出したとき、中国人が生地をデザインはそっくりだが安いものに差し替えた。
当然すぐに悪くなった。
差し替えたことを問い詰めると「確かに差し替えたが、デザインは同じで数は合っている。何が悪いのか」。
これに対して日本人は反論できなかったという。

未来工業では平等に給料を払っている。
営業はノルマがない。
外回りに出たら仕事しているかどうかはわからない。
まぁ、1件くらいは回れよなという。
しかし、社員は給料をもらった分は働かなければいけないなと思うはずだ。



デパートのお歳暮は個人から個人へというケースが一番多いらしい。
つまり部下から上司へ送っているのだ。
お歳暮をもらった上司が正しく部下を評価できるはずがない。
人間が人間を正しく評価できない。
だから平等主義でいく。
評論家は組織論で2-6-2の法則という。
組織の2割はダメなヤツだと。
そしてその2割をやめさせてもやはり残った内の2割がダメだという。
しかし日本人はそんなことはない。

‘45日本は戦争に負けた。
しかし‘68には勝った国を追い越し、世界第2位の経済国になった。
その時には成果主義というのはなかった。
全員が社員で年功序列だった。
いいものをつくって売りまくった。
‘85~’90にバブルを迎え土地が高騰した。
‘91にバブルがはじけ、’01まで平成不況を迎えた。
失われた10年だ。現在までで、失われた20年という人もいる。
ここで始まったのが成果主義だつまりノルマ主義だ。
企業は経営が厳しくなると社員をクビにできないのでリストラという言葉を使った。
採用したのはパートや人材、派遣。
社員じゃないからクビにできる。
社員の半分の給料でボーナス10%。
これで一生懸命働くはずがない。
技術を覚えようとはしない。
そして不良品が出てきた。
これを不良品と言わずリコールといった。
車、家電製品、ガス器具など。
これらのメーカーは部品を取り換えてやるからもって来いといった。

日本のGDPは500兆円ある。
景気は悪くない。どうやったら売れるか、これがわれわれ未来塾の勉強のテーマだ。
業績が悪いから人を減らすという。
バカなことだ。
どうやって売るかを考えないといけない。
社員はコストではない。

売り上げが上がれば、分け前が増える。じゃ、売ろうと考える。
みんなが頑張っているなら自分も頑張ろうと思う。
オリンピックでは、1位~3位にメダルが授与される。
みんな100%頑張っている。50位の選手も100%頑張っている。
100%頑張ったなら100%の報酬をあげようじゃないか。
100%の頑張りに70%の報酬で満足するか。

社員にやる気を出させるにはエサが必要だ。
未来工業では年末年始の休みは12月22日から1月14日まで24日間である。
これもエサに一つだ。
働く時間が短いからどうやって稼ぐか社員は考える。
売り上げは分け前になるから稼がなければならない。
だから休みボケなどはない。
社宅や寮はない
。同じ社宅に住む嫁さんまで序列をつくってしまうからだ。

残業禁止である。
仕事が増えたら、人を増やし機械を導入すればよい。
こういうとすぐ「仕事が減ったらどうするんですか」という経営者がいる。
なぜそういうマイナス思考するのか。
仕事を取ってこい。
ノルマはない、しかし分け前が減るという恐怖心がある。
まず取引件数を増やす。1件当たりの取引量を増やす。
プラス思考で物事を考えよ。

―了―  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 10:10Comments(0)講演・活動報告

2012年08月30日

第3期 第3回ふくおか未来塾 報告

日時:2012年8月20日(月)18:30~21:00
場所:博多区博多駅東1-11-5 アサコビル10階5号室

テーマ:社員のやる気を引き出す未来式工夫

今回は前回に引き続きアドイシグロの石黒社長からの実践報告よりスタートした。


報告と司会進行をした石黒社長

年功序列の賃金制度の導入だ。

塾長からは未来イズムを会社の規模に合わせ、実践することが大事なことと石黒社長の取り組みを評価した。

やってダメならやめればよい。

ちょうど、8月19日付け朝日新聞の東海経済の「対論」という企画記事を塾長に持参いただいた。

その記事には山田塾長の平等主義とソフトブレーンの創業者宋氏の成果主義が並べられていた。

この記事を読み塾生がどのように考えるかを問われ次回の宿題となった。

さて、今回のテーマは「社員のやる気を引き出す未来式工夫。

この未来塾はいかに売って、いかに儲けるかがテーマ。

ものを作る人もいるが、いかに売るかだ。

売れることが一番必要なこと。

だから売れるものを創ろうというとなる。

売るためには社員が頑張らねばならない。

そこで社員たちにエサをやることになる。


やる気を引き出すために社員にエサをあたえること。


未来式のエサについては何度も触れてきた。

前回も言ったが世の中には受注産業と見込み産業がある。

未来工業は自分達の商品を作ると一日目から宣言をしてスタートをしている。

ところが世の中の製造業の99%は受注産業である。

トヨタのジャストインタイムは1分遅れただけで200万円のペナルティを取られている。

だから残業をしてがんばろうとなる。

残業をして25%の手当、さらに深夜になると50%の手当を払って期日に間に合わせ納品する。

それで果たして儲けることができるのか。

だったら人を雇い入れて、機械を入れてはどうかとなる。

ところが山田さんはそういうが不況になったらどうするのかと言う。

じゃあ、日本が不景気だったことがあるのか。

不況と言われてもGDPは500兆円もあるではないか。

需要>供給は景気が良いという。

供給>需要は景気が悪いという。

リーマン・ショック、デフレと言われる今でも485兆円もある。

485兆円も需要があって、需要が不足するという会社があるだろうか?

需要はあるんだから景気が悪いとは言わずに自分の会社が売れないと反省をしたほうがよい。

どの業界もパイは十分にある。


売れないのは景気のせいではなく自分の会社が売れない。

そこで社員をやる気にさせるためにエサを与えるということになる。

よくパートに朝礼時に「がんばろう」とエサも与えずに言わせているが、精神論でやる気を起こすだろうか。

世の中のメーカーは8:00~17:00の勤務時間が多い。

それなのに7:30に出勤をさせて掃除をさせている会社を見かける。

社員を無給で働かせて本当にやる気がでるのだろうか?

未来工業では会社が社員に命令をしてはいけないので、一人も掃除をしていない。

年末年始は12月20日~1月16日が冬休み。

暮にはお中元、お歳暮でもらったものを300人の社員でくじ引きをする。

工夫をして全員に行き渡るようにする。

これは会社は社員のものだから、もらったものは社員のものという考えからだ。

世の中、40%が非正規社員と言われている。

パート、アルバイト、派遣社員が正社員と同じ仕事で給料が半分となってやる気になるか。

パート、アルバイト、派遣を使うのは反対。

パートの賃金が15万円だとして、パートが15万円は稼ぎませんね。

社員なら30万円、ボーナス100%で稼ぐ。

だったらみんな社員でいいではないか。

中小企業の97%が儲かっていない。

それが96%になったためしがない。

25年間もパートを入れたお陰で儲かったという会社はないではないか。



  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 10:45Comments(0)講演・活動報告

2012年07月20日

第3期 第2回ふくおか未来塾 報告

日時:2012年7月10日(火)18:30~21:00
場所:博多区博多駅東1-11-5 アサコビル10階5号室

テーマ:シェアをとるための戦略を工夫する
モチ報告:株式会社アドイシグロ 代表取締役 石黒ちとせ氏



報告者の石黒社長

前回に引き続き金沢工業大学の学生さんが参加。

企業の実践報告があり勉強になったので今回も参加したとのことだ。

さて、今回は長野県から参加している石黒社長の実践報告だ。

㈱アドイシグロは長野では結構名の売れた老舗の看板屋だ。

石黒さんは3代目になる。

長野オリンピックを頂点に建設業界は急降下をたどる一方。

そういった中、石黒さんは産学連携を模索し、ものづくり企業として再生を期している。

また、デジタルサインやリノベーション、OAフロアの販促など新分野へ進出し企業の体質強化に取り組んでいる。

51期を迎える今期の方針は「常に考える」だそうだ。

そして現在取り組んでいるモチは連続リフレッシュ休暇。

実際、導入するとなると新たな課題にぶつかり、「モチの導入の仕方」が塾長への質問へとなった。



未来工業㈱創業者 山田昭男氏

まず、やってみて経験することが大事。

そういった意味ではモチに取り組んでいるのは大変よろしいことだ。

企業経営は経験則でしかない。

事業には作ったものを売る見込み産業と納期がある受注産業がある。

未来工業は見込み産業で石黒さんの会社は受注産業。

日本のGDPは500兆円で世界3位となったが数字が下がったわけではない。

もし、500業界であれば1業界1兆円のマーケットだ。

自分の業界は何兆円あるか?そのマーケットを全部取っても間に合わないか?

それはないだろう。それなのに減収減益というならそれは経営に問題がある。

もっと社員を増やして売ればよい。

2000年前、孫子の兵法に己を知る、敵を知る、百戦危うからずとある。

未来工業は同業のポスターも社内に貼っている。

ライバルの商品名でも答えられるようになっている。

お客様が知らない余分なことまで全部覚えている。

理念より大切なことは目の前に存在する売上をいかに取り利益をあげるかだ。

そのためには営業をおき、社員をやる気にさせる餌をやるかだ。

人を入れるとコストがかかるとは言わずに仕事を作ればよい。

今回のテーマまでいきつかなかったが、出席者には関連の資料を提供して終了した。
  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 11:27Comments(0)講演・活動報告

2012年06月14日

第3期 第1回 6月度ふくおか未来塾 報告

日時:2012年6月12日(火)18:30~21:00
場所:博多区博多駅東1-11-5 アサコビル10階5号室

テーマ会社を発展させる「常に考える」工夫



未来工業㈱創業者 山田昭男氏


今回は石川県より金沢工業大学4年生の学生さんも参加。

彼によると、2009年9月に放映された「ガイヤの夜明け」見て、他社にない魅力を感じた。

さっそく「日本でいちばん社員のやる気がある会社」を読み、未来イズムを学んだ。

今年になって未来工業の本社・工場見学や山田昭男相談役の講演会へ足を運び理解を深めた。

当塾が毎月、具体的なテーマに沿っているので詳しい話を聞けると思い参加したとのことだった。

すごい青年もいたもんだ。

もちろん、塾長も先刻承知であった。

また、長野からはアドイシグロ㈱の石黒社長が塾生として参加することになった。

初回は塾頭である貞池がみらいイズムに学んだ差別化の実践について報告をした。

福岡で最初にフリーペーパーを手がけたこと。(先手必勝)(有料誌との差別化)

強味をより強く、主婦支援、設置店強化を手がける。(同業他社との差別化)

職業紹介所やIT、福岡の社長TVの取り組みで中小企業の採用支援。(未来にむけての提案)

少ない資本で、いかにガリバー市場で生き残るか。

以上、差別化の取り組みについて報告をした。

この報告を受けて、山田塾長は差別化について触れた。

シェア80%を誇るスイッチボックスもどう差別化をするかを考えた。

先行する10社のスイッチボックスを買ってきて徹底的に調査した。

どこも全く一緒でタテ・ヨコ・寸法は変えられない。

差別化をするのが未来工業の決まり。

そこで規制がない2つの穴を4つにしてみた。

すると、実際に使っている現場の職人さんが使い勝手がいいと喜んでくれた。

もちろん、ほかのメーカーがすぐに真似をしてきた。

どうせ、真似るなら穴を6つにしてみるとかすれば良いのに4つと真似る。

これならわざわざ未来工業から変わる必要がない、これが先手必勝という。

さらにアルミ箔を貼って、金属探知機を使うと壁で伏せられてもスイッチボックスの位置がわかる。

これも無駄に壁に穴を開けずにすんだので職人さんがむちゃくちゃに喜んだ。

コストはかかるが売れに売れた。

よそはコストがかかるのを恐れて作らなかった。

いいものは安く売るのでなく、コストをかけて高く売るべき。

ところがコストを下げる工夫でなく、どこでも値段を下げてきた。

このように未来工業では全社員が差別化の訓練をしている。

常に考える。

例えばリーマン・ショックのときに日本で本当に引っかかった会社があるのか。

日本でひっかかったのはごく一部の会社。

それを日本中がひかかったようにマスコミも経済界も騒ぐ。

もう少し日本人は利口になってほしい。

例えば、派遣村が随分と話題になり派遣・請負の90%が首になったと話題になった。

しかし、マスコミも新聞もひとこともそんなことは書いていない。

当時のホームレスの数が207万人、派遣・請負で首になったのが21万人。

10%ではないか。

今度は自分たちが首になると恐れていた社員は90%とわかれば消費行動も変わっただろう。

付和雷同で人の言うことに乗っかっていてはだめだ。

正確な情報を把握する必要がある。

3回目ともなると話も深く具体的になる。

さらに会場からの質問「ノルマ禁止」についても丁寧に答えてもらった。  


Posted by ふくおか未来塾事務局 at 18:50Comments(0)講演・活動報告